「総合的な探究の時間」成果発表会を実施しました。

2月14日(水)の午後、今年度の「総合的な探究の時間」の成果発表会を実施しました。
これは現在三菱みらい育成財団様から助成をいただいている本学の探究プログラムの今年度の成果を発表するもので、高校1年生の「リージョン探究」、高校2年生の「グローバル探究」、そして高校3年生の「キャリア探究」を代表する優秀班の発表、さらに、今年度から再開した「カンボジア研修」の報告、現在大学に通う卒業生に探究活動の意義を語ってもらうトークセッションと盛りだくさんの発表会となっています。

この成果発表会、以前は、体育館や外部の会場を借りるなどして対面型で発表会を実施していましたが、コロナ禍の経験を経て、校内のホールで行なっている口頭発表を各ホームルーム教室だけでなく各講師の先生方、また今年度の本学の探究活動を支援してくださった全国の方々、そして地域や全国の高校の先生方とオンラインで接続するという本学独自の発表形式となっています。

また、生徒による質疑応答もロイロノートを活用し、事前にオンライン上で質問を提出。その中から司会が指名して質問を行うなどなるべく質の高い質疑応答となるように工夫しています。

なお、今年度はこの成果発表会に素晴らしいゲストの方が来てくださりました。
三菱みらい財団の常務理事でいらっしゃる妹背正雄様が本学の発表会に関心を持ってくださり、ぜひ対面型で参加したいということでわざわざ東京から参加してくださいました。運営側としては、助成をいただいているだけにお叱りを受けるようなことになってはとハラハラドキドキの3時間でしたが、終わってみればそんなことはなくホッとしました。また、最後には全体講評をいただき、生徒たちにこれからの日々で一歩踏み出す勇気を与えてくれるお話をしていただき本当にありがとうございました。

さて、本題の発表会ですが、探究学習を始めてまだ日の浅い高校1年生、2年目となる高校2年生、そして卒業を間近に控える高校3年生と進んでいくうちに探究の質も深まり、主体性も高まり、プレゼン能力も向上していくのが分かり、探究的な学びが生徒たちの成長の一翼を担っているということを伝えることができたように思います。

特に、卒業生とのトークセッションはポンポンとスムーズにやり取りが進むだけでなく、随所に今の生徒たちにとってハッとさせられるような内容も盛り込まれており、自分たちの目指す未来の姿を感じることができたのではないかと思います。

さて、成果発表会が終わると、それぞれの学年が次のプログラムへと進んでいきます。先輩の探究成果を上回ってやろうという気概を持って、次のプログラムに取り組んでください。