和歌山大学が水星探査機「みお」の電波受信に成功

太陽に最も近い惑星である水星の探査機「みお」は4月10日に地球に最も近づいて重力を利用して進路を変える「スイングバイ」を行い、和歌山大学の12mパラボラアンテナ(国内キャンパス内では最大径)が「みお」からの電波受信に成功しました!

「みお」は今後、金星と水星で合わせて8回のスイングバイを行って、5年後の2025年に水星を周回する軌道に入り、観測を開始することになっています。

スイングバイする「みお」から撮影した地球の映像(クリックすると動画がスタートします)

以前、和歌山信愛高校科学部は和歌山大学と連携して「はやぶさ2」の「スイングバイ」の受信電波を解析し、天文学会ジュニアセッションや科学教育国際学会などで発表を行っています。学校が再開されたら「みお」の受信電波の研究をやってみたい科学部員を大募集する予定です~!

ところで突然ですが問題です。「「みお」は、およそ時速何kmの速さで地球から離れていますか?」次の写真を見て考えてみましょう。

クリックすると拡大されて数字が見えます

1番左側の列が「日付と時間」、左から2番目の列が「地球から「みお」までの距離(km)」です。計算してみてください。すごい速さですよ!

バイバイ「みお」!いってらっしゃい!!