高校3年の残りの日々を…平井 拓真

1995年1月17日。この日は阪神淡路大震災が起こった日で、自分がセンター試験(現、大学入学共通テスト)を受けた2日後でした。震災の被害は甚大で、その影響は大学入試にも及び、とても入試ができる状況になく試験日程や試験会場変更を行うなど、多くの大学は大混乱に陥りました。

共通テストの時期が近づくといつも思い出すのですが、特に今年が1995年の暦とまったく同じで、カレンダーを見ながら当時の混乱した日々がよみがえりました。

ただどんなに万全に準備をしてもアクシデントは付き物で、天災は自分ではどうすることもできないこと。地震直後は試験に対する不安がありましたが、ここまで来たらベストを尽くすのみと思い、気持ちを切り替えて受験に臨みました。

いま、高校3年は大学入試とそれに向けての補講と自学自習の毎日です。試験で最高のパフォーマンスが発揮できることを願いつつ、思い通りにならないのも受験です。ですが、諦めることをせず、粘り強くベストが尽くせるよう、最後まで懸命に頑張ってください。高校3年の残りの日々を、自分自身の将来のために。

健闘をお祈りします。