新学年  岡本真由美

4月、学校はとても忙しい月です。

始業式、入学式、新入生研修、健康診断、課題テストに模試…さらに信愛ではわかば祭の準備も加わり、まさに怒濤の日々、といったところでしょうか。

私が担当している中学3年生も、新しい教科担当の先生の授業を受け、初めてわかば祭で出店する準備をし、と毎日忙しい日々を送っているように見えます。

中学1年生の時と比べると、「変わらないな~」と思うところと「変わったな~」と思うところがそれぞれたくさんあります。成長著しい時期ですから、変わっていくのは当然なのですが、なかなか変化の少ない大人から見ると、皆さんの変化(進化かな?)はすごいなと思わされます。

ちょうど中学3年生の担当しているクラスで福岡伸一さんの「世界は常に更新されている」という文章を読みました。福岡さんは「動的平衡」という考えでとても有名な分子生物学者です。著書もたくさんの人に読まれ、教科書や問題集でも彼の文章をよく見かけます。

私たちの身体を構成する物質は日々入れ替わっている、だから私たちは以前の私たちとは違い、変化している。

これが動的平衡の考え方です。どんどん成長していく生徒の皆さんを見ると、まさにこれだな、と感慨深く思います。

たくさんの良いものを取り入れ、さらにより良く変化していってほしいと思っています。