暑さへの「コロナ対策」              田福克裕

春の訪れを感じることなく、初夏を迎えたような気がします。
梅雨入り前なのに、気温も日増しに上がってきました。

毎年、春先に保健体育の授業で「熱中症」について、次のような話をします。
①熱中症は、真夏(7・8月)だけではなく、4月や5月でも気温が上がった日には起こる事。
そして、熱中症を疑う症状があった場合
②涼しい場所への移動
③楽な姿勢で、可能な限り衣服を緩めて様子を見守る
④塩分・水分補給(塩分も入っており、市販のスポーツドリンクが手軽で好ましい)
⑤状況が改善されない場合は、迷わず医療機関へ。

そして何よりは、日頃の生活で「体力増進」が大切なことを話しています。

しかし、今年の熱中症対策は、いつもの年以上に留意が必要になりそうです。
それは、「マスク」をする生活が続くことです。暑いときにマスクをすると
①マスク内に息がこもりやすく、熱を持った息を吸うことで体温が上がりやすくなる。
②マスクをしていることで、のどの渇きを感じにくいので、意図的に水分補給をしないといけません。

年々、熱中症患者数が多くなっています。特に今年は「コロナ対策」を講じながらの生活です。
「まさか自分が…」みんなの意識だと思います。
特に、お年寄り、子供などにも声をかけながら、家族でも上記のようなことを「話す」ことによって、少しでも「まさか」から「もしかしたら」そして「覚えておこう」に繋がればと思います。