おうち時間~北斗七星と共に~ 須賀

 はじめまして。4月に着任しました、須賀と申します。担当教科は理科です。よろしくお願い致します。今日は話題の“おうち時間”を紹介します。もし良ければ実践してみてください。

 さてここ最近は外の空気を吸う時間が少なくなっていることでしょう。そこで、気分転換も兼ねて天体観測してみませんか??とはいっても、望遠鏡を担いで暗闇を探しに行く必要はありせん。家の外に出て夜空を見上げるだけでも立派な天体観測なのです。

 では実際に夜空を見上げたとして、皆さんはどのように、または何を見ますか?「きれいだな」とぼんやり眺めるのも素敵ですし、「大三角とやらを探してみよう!」と挑戦するのも良いですね。本当に楽しみ方はたくさんあるのですが、私からは1つお題を出しておきます。

『北斗七星の7つの星を探してみよう』

 北斗七星と聞いて思い浮かべるのは、北極星の目印・柄杓(ひしゃく)型・おおぐま座の尻尾・北斗の拳…などでしょうか。形がまったく浮かばない人は添付写真を見てください。探し方は名前にある通り、北の方を向いて立ち、夜空を見上げてください。そうすれば北斗七星がきっと見えるはずです。

 そして今回のお題のポイントは、探すのが“北斗七星”ではなく“7つの星”にあります。実は北斗七星の7つの星のうち1つは3等星(他は2等星)で、街明かりのあるところでは見えない可能性があります。これを利用して『皆さんは何等星まで見えていますか?』を裏テーマとします。

・7つ全て星が見えた ⇒ 3等星までは確実に見える
・6つ見えたが1つ見えなかった ⇒ 2等星まで見える
・1つも見えなかったが、北斗七星以外に見えている星がある ⇒ 1等星のみ見えている      
・3つ見えた ⇒ 2等星でも明るい星なら見える

 人が肉眼で見ることができるのは6等星までです。もし晴天の日に6等星まで見えていれば、約4000もの星が見えていることでしょう。しかしたとえ1等星しか見えなくても十分楽しめます。例えば七夕で有名な織姫や彦星は1等星です。明るい星はみな何かの星座に属したり、神話に登場したりして昔から親しまれてきたのです。

 最後に、今はストレスの溜まる生活になっているかもしれません。ふと夜空を見上げ時、そこに浮かぶ星たちを見て「綺麗だなぁ」と思えるくらいの心のゆとりを持って皆さんが毎日を過ごされることを願っています。

 長文となりましたが最後まで読んで下さりありがとうございました。

P.S.はじめにおうち時間の紹介と書きましたが、よく考えると家の外に出ていますね。

写真は拡大しないと見えにくいです。すみません。