北欧に学ぶ 中めぐみ

自粛生活が長引いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?今日は最近読んだ北欧企業についての新聞記事(4/21 日経新聞 5面)から私が考えたことを紹介したいと思います。(これはH1Bに送ったオンライン朝礼の中での話からの引用です。オンライン朝礼とはclassiで毎朝私たち担任から連絡事項などを送り、それに8時半までに確認をし、生活記録を入力するという一連の流れを指しています。H1Bの皆は話が被ってごめんなさい。)

さて、皆さんは「北欧」と聞くとどういうものをイメージしますか?最近日本では、北欧の日々を丁寧に過ごす生活が憧れのライフスタイルと紹介されたり、北欧ファッションや柄(マリメッコなど)が人気だったりします。 (北欧の場所が分からない人はこれを機にgoogle mapなどで調べてみてください)

しかし、よくよく考えてみると北欧の国々は地理的に決して恵まれた地域とは言えません。真冬の北欧は午後3時~翌日9時まで日が沈み、1日のうち18時間夜が続きます。雪深い地域も多く、外出もままなりません。フィンランドでは11月~5月まで冬が続くといわれます。 しかし、そうした外出もままならない不便な状況の中で、人々は家の中でどう快適に過ごすか、日々の中にどう楽しみを見出すかを工夫してきました。

例えば、機能的かつおしゃれな家具が人気の「IKEA」、おしゃれなファブリックデザインが人気の「マリメッコ」、短い夏を思いっきり楽しむために安く流行の服が手に入る「H&M」、子どもも大人も長時間・何度でも夢中に楽しめ独創性・想像力を育める「レゴ」など、北欧発祥で私たちを魅了しているものはたくさんありますね。そのほかにも「スカイプ」「スポティファイ」なども北欧発祥らしいです。

限られた条件・一見不利に思える環境の中でいかに新しい価値を生み出すか、いかに日々の生活を豊かに過ごすか。こうした北欧の人々の姿勢がとても素敵で魅力的に感じました。 わたしたちは今、なかなか思うように外出もできず、友達にも会えない不便な日々を過ごしています。テレビをつければ暗いニュースばかり。 しかしこうした時だからこそ、発想を転換し新しい価値を創り出す良い機会なのかもしれません。何気ない毎日を豊かに大切に過ごし、新しい楽しみを見つけることを日々意識して過ごしていきたいですね。そうすることで、きっとこの日々がわたしたちをより「素敵で魅力的な女性」に育ててくれるはずです!