姿勢         田福克裕  

ラグビーワールドカップが開催され、日本代表の快進撃で盛り上がっています。また、ドーハでの世界陸上での日本選手の活躍、国内プロ野球では、日本一を決めるクライマックスシリーズなど、いろんなスポーツで熱戦が繰り広げられています。10月に入っても、暑い日が続くはずです。

さて高校スポーツの冬の全国大会。高校バスケットボール日本一を決めるウインターカップ、バレーボールは同じく春高バレー。ともに県予選が始まります。

春高バレーの決勝戦は、全校生徒で応援に行きます。今年は、先日、体育祭を実施した、ビッグホエールで10月31日(木)に予定されています。

和歌山信愛高校バレー部の、開会式、閉会式また、試合開始の挨拶などの時などに、いつも感じることがあります。信愛の選手の立ち姿が、「きれい」「凛としている」ことです。
背が高いとか、ユニフォームのデザインが、かっこ良いとかではありません。

その理由が、分かりました。全員の踵が左右きっちりとついており、背筋が伸び、顔が上向き加減で正面を向いています。
誰一人、足が開いている選手がいないのです。全員がそうなのです。

普段のミーティングの時もそうです。毎日の活動や練習の中で、身についているのです。だから、急に意識しての姿勢ではなく、自然体で「美しい立ち姿」と映るのだと思います。

人の日常の些細な行動や、考えていることは、時間の経過と共にその人の、人生にも影響することもあるのです。いきなり大きな運命にはなりません。毎日の短い瞬間の積み重ねです。
以前教えて頂いた、詩を書きます。書きながら、自分にあてはめ、姿勢を正そうと思います。

「思考」に気をつけなさい、それはいつか「言葉」になるから
「言葉」に気をつけなさい、それはいつか「行動」になるから
「行動」に気をつけなさい、それはいつか「習慣」になるから
「習慣」に気をつけなさい、それはいつか「性格」になるから
「性格」に気をつけなさい、それはいつか「運命」になるから