ABCを大切に  面川美保子

中間試験が始まっています。朝の教室の様子も普段とは少し違い、必死な空気に包まれています。

十分準備して余裕をもって再確認している人、これもまだ覚えていない…と慌てて詰め込んでいる人、あきらめに近い表情でノートを眺めているだけの人。

生徒達の様子もさまざまです。

さて、今日の皆さんはどのタイプでしょうか?

何年か前に、「ABC」を大切にという校長先生のお話がありました。

A…あたりまえのことを

B…ぼんやりしないで

C…ちゃんとやる

毎日の課題や小テストを、直前に慌ててするのではなく、じっくり時間をかける。計画を立てて取り組む。つまり、「段取り良く勉強する」のです。これを続けている人は、定期試験の時にも焦ることなく、余裕をもって日頃の努力が発揮できるのではないでしょうか。

この「段取り」はすべてのことにつながっています。ぼんやり計画なしに行動すると、無駄に時間がかかり、効率が悪くなるのです。

私の毎日の朝はまさに「段取り」の連続です。お弁当作り→朝食作り→身支度→食卓の片づけ→洗濯物のチェック→夕食の準備→ゴミ出し…と、起床から息つく暇もなく動きます。時間との闘いです。効率よくこなさなければ、時間がない!

これは特別なことでなく、皆さんのご家族の方も同じ状況で毎朝学校に送り出してくれていると思います。

家事=段取り。家の手伝いをすすんでしている人は、成績も良い傾向があると言われています。段取りよく勉強できるからです。

お手伝いしていない人は特に!何かできることを見つけて、心を込めてやってみましょう。