AIを導入してみて

こんにちは。吉田です。
皆さんはAI(人工知能)についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
もしかしたら、「人間の仕事を奪う」とか「人知を超えてしまう」とか悪いイメージのみをお持ちかもしれません。
私もAIについては全くの素人ですが、恐怖心ばかりではいけないので、まずは使ってみようと思いたち、自分のパソコンにAIを入れてみました。
入れるにあたっては結構苦労したのですが、マニアックになるのでその過程は省略します。

AIはいろんな可能性があるようですが、今回用いたものはAIの得意分野の一つである「画像認識」を行うプログラムです。(*)
このプログラムにいろんな写真を見せて、これは何かを当てさせる”What’s this?”ゲームを行いました。
用いた写真とAIの返答を掲載しています。赤枠で囲った部分が、AIが最も可能性が高いと結論した答えになります。

* 傘は得意なようです。
* ハブラシは分かってもらえませんでした。
“paintbrush”って、お歯黒じゃないんですから!
乾電池が鉛筆削りって…超人的発想。
90%ってかなりの自信です。
* とあるショッピングセンターで見つけたキリンとブタのぬいぐるみ。
キリンは「おもちゃ」であることはバレましたが、それが「キリン」だという認識はないようです。
ブタは本物のブタと思っているようです。

(他にもいろいろ試したのですが、概ね動物の画像は得意なようです。
おそらくトレーニングされたときに、動物の写真を多数見せられたのでしょう。)


やってみて、このAIはあまり賢くないようです💧
弱点が見えて、ちょっと恐怖心も和らぎました。
ただ、このAIが賢くないのは勉強が足りないからで、ディープラーニングという手法を用いて勉強させればもっともっと賢くなるようには思います。
先日、本庶 佑先生もおっしゃっておられたように、人の言うことを鵜呑みにしない、自分で確かめるまで信じない、という態度が大切だと改めて感じました。

「AIなんて、私には関係ない」と思った皆さん、認識が甘いです。
おそらく今の中高生の皆さんが働くようになった頃にはAIとは無縁で生活できない世の中になっていると思います。
まずは自分で使ってみて、AIは何が出来て、何が出来ないかを把握するところから、始めませんか?

(*) 情報源 https://www.tensorflow.org/tutorials/images/image_recognition