夏休みが終わって 鬼塚寛之

夏休みが終わってしまいましたね。皆さん宿題はちゃんと提出できたでしょうか?また、さっそく直し等に取り組んでいる人も多いでしょう。だんだんと過ごしやすい季節になってきたと同時に、秋の虫の声も聞こえるようになりました。一つ一つ目の前のやるべきことを丁寧にやっていけるように頑張りましょう。
さて、この夏は空前の将棋ブームの夏でした。それを作り出したのは藤井4段という中学生のプロ棋士です。その他、「聖の青春」、「3月のライオン」等、将棋を題材にした映画が最近上映されたというのも理由に加えることが出来るかもしれません。また、私が好きな将棋の漫画で「ひらけ駒」という漫画があります。その中で、主人公と同じ将棋教室に通う小さな男の子の父親の登場するシーンの中の印象的な部分を紹介したいと思います。
あるとき、40代くらいのその父親は、自分の息子が将棋に打ち込むように、なにかに打ち込んでいればよかったと考えます。そのとき、さらに考えて、自分が60代、70代になったときの「昔」とは40代の「今」なのでは、と考えます。そしてその父親はあることに挑戦しようと考えます。
今生徒の皆さんもいつか過去をふりかえったときに、自分に自信がもてるようにひとつひとつやるべきことをやりながら、現在を過ごして欲しいなと思います。