藤原 麻衣

最近読書にはまっています。

国語の先生になりたい、と思ったくらいですから、人並みに読書を楽しんできました。
けれども、忙しさにかまけ、他の趣味にかまけ、ここ数年は読書から遠ざかっていました。

読書は、映像や音楽と違って「ながら」で楽しめるものではありません。また、活字の世界に飛び込んで、理解し、味わう…つまり、一冊の本を読むというのは時間がかかります。そして、案外疲れます。疲れることに時間を割く、というのは難しいものです。とても暇つぶしでできるものではありません。思うに、読書の時間というものはとても贅沢な時間なのではないでしょうか。

話がそれてしまいましたが、そうそう、最近読書にはまっているのです。
というのも、職員室で近くに座っている某先生方が大変な読書家で、よく本の貸し借りなんかをして、読書を楽しんでいらっしゃるのです。その楽しそうな姿を見て、つい「私にも何かおすすめを貸してください」なんて声をかけてしまいました。
人から貸して頂いた本というのは、今まで自分が選んできたものと違い、どこか読みにくかったり、言い回しがなじまなかったりしたのですが、読み進めていく内にどんどん楽しく、引き込まれていきました。
この、初め身体になじまずむずむずしていたものが馴染んでくる感覚にはまりました。貸して!貸して!と言い回るようになり、今私の手元には6冊ほどの「積ん読」の山ができています。早く読みたい!でもテストも作らなきゃ、宿題も見なきゃ…。

みなさんが教室でアイドルの話に花を咲かせているその時、職員室では誰それの文章はなじまない!!だったり、私小説っていうのはこんな趣がありますね、だったりという論議に花が咲いているかもしれません。人から貸して頂くと、意見交換や共通の話題で盛り上がることができる、というのも、私が改めて読書にはまった理由なのかな、と思いつつ、筆を置きます。

クラスの生徒がこの百人一筆の更新を毎日確認しているそうです。あの時、こんなものを書いていました!明日は祝日なので更新はありませんが、次回の更新を楽しみに、机に向かってください。金曜日は模試ですよ!