嫌な気持ちをトイレの水で流す。 鬼塚寛之

今日は、先日あった嬉しいことについて話をさせて頂きます。いろんなところで少し尾ひれをつけて話したので、聞いたこともある人もいるかもしれませんがすいません。この前、用事があってでかけたとき、コンビニのトイレに寄りました。時間的にはギリギリだったので、トイレが終わってから、出るときに間違って補充用の新しいトイレットペーパーを便器の中に落としてしまいました。
みなさんも状況を思い浮かべて下さい。少し急いでるこの状況で、トイレットペーパーを放置するという選択肢が私には一瞬思い浮かびました。(みなさんはどうでしたか?)しかし、とりあえずそれをなんとか拾い上げました。さて、ここで第二の分岐点です。

(i)店員さんにちゃんと謝って、濡れたトイレットペーパーを処分する。もしかしたら怒られるかもしれません。
(ii)もう一つの選択肢は一応取り出したのだから、便器の横においてほったらかしておく。

私は、そのときの私の感情は「(ii)をやるとなんか後味悪くて後で気になってしまいそう」という責任感というよりはある意味、自己中心的なものでした。そのため結果的には正しい選択肢(i)を選びました。
店員さんに謝ったとき、その店員さんの言葉は僕にとっては予想外なものでした。嫌味のひとつも言われるんだろうな、という気持ちを裏切ってその人は笑顔で「大丈夫ですか?手は汚れませんでしたか?」というものでした。なんだかモヤモヤしためんどくさいなという感情は消し飛び、ちゃんと謝ってよかったなとプラスの気持ちに変えてくれました。あのときの店員さんありがとう!!
この後、そのとき会う約束していた人に会ってすぐ、「来る途中でこんなことがあってさあ」という話題にもなりました。
この経験を通して、自分のクラスの生徒に絶対言わなくてはと思ったことが二つあります。一つは悪いことや失敗したらすぐ謝った方が双方にとって絶対いいということです。二つ目はマイナスの気持ちをプラスの気持ちに逆転させる、この店員さんみたいな人を私も目指すし、みんなも難しいですがそのことを考えて欲しいということです。
今になって思うのは、結構難しいです….。みんなもがんばりましょう。