カワイイ日本代表

私は会計課に勤務する事務員ですので、生徒と私が関わる事柄の大半は「お金」に関する事です。とにかく「お金のことなら会計課」という認識が全校に浸透しているのか、よく生徒が落し物の財布を会計課へ届けてくれます。財布だけでなく自動販売機やコピーのお釣りの取り忘れなどを含めると、年間での件数は相当なものです。お金を受け取るたびに「お金を落とさないようにもっと気をつけないといかんだろ」という思いと同時に、「よくまあ、お金を正直に届ける子たちが多いものだな」と感心します。

近頃は「落としたお金が返ってくる国、日本」という海外向けの宣伝文句を耳にしますが、この子たちの行動はまさに「日本」を代表するものです。生徒たちが大人になってもこの気持ちを捨てずに「日本代表」を続けて欲しいと思いますし、私自身も「日本代表」の資格があるかどうか見つめ直したいと思います。