片岡ちか

今日は中学1年の我がクラスでグループ学習をしました。

教科書に『さんちき』というお話しを勉強するのに、その事前学習として各自「祇園祭」について調べてきてもらい、各班で調べた内容をまとめて発表してもらいました(ちょうど先日祇園祭が行われましたね!)。

『さんちき』という話は祇園祭の山鉾を作る親方とその弟子・三吉の話です。三吉は初めて山鉾の矢を作ることを任されます。そして三吉はその矢を作った証しにこっそり夜中に自分の名を山鉾に刻むのですが、手元が暗いせいで間違って「さんきち」を「さんちき」と彫ってしまうのです。これから数百年後まで残る山鉾に間違った名前を彫ってしまった三吉は最初ショックを受けますが、あたたかい親方の言葉に救われ、最後は車大工としての自覚と未来への希望をはっきり胸に刻むという話です。

三吉の気持ちを知るには祇園祭がどれほど立派で伝統ある祭りなのかを知っておく必要があります。また聞き手によく分かる発表をするために調べたことをどんな順番で、どの接続詞でつないでいけばよいかを考えなければなりません。

各班とも自分達が調べてきた材料を使って工夫を凝らし、聞き手によく分かる発表ができていました。みんなで知恵を出しあった今回の学習を生かして夏休みの読書感想文に取り組んで欲しいと思います。