遠藤 克彦 先生

今日は全校身体測定&健康診断の1日でした。毎年この行事は春のこの時期に行われます。これが来るとああ、年度の最初だなという感じを新たにします。私はここ数年、身長、座高等の計測の担当になっております。座高はそうでもないのですが、身長のほうには、生徒たちにもそれなりに思うところがあるのか、計測器に乗る際、少しだけみせる緊張した一瞬の表情が好きですね。そして自分の身長をきいた直後の「やったーっ、5センチ伸びてるっ」とか「160乗ったでっ」とかの自分の成長を実感している瞬間。これはみてて微笑ましいものがあります。(たまに「ちょっとちぢんでるンやけど……」とうらめしげにこちらをみる人もいますが。)
中学生、高校生というこの時期は身体的に最も大きく変化する時期です。そして身体だけではなく、心の方も大きく変化するときでもあります。私ども教員はまず、生徒ひとりひとりのよりよい「測定器」にならなきゃいかんなと思います。日頃の付き合いの中で「君は……いう点が~だけ変ったね。」と生徒の変化を客観的に把握できるようにする。さらに、単なる「測定」だけでなく、その「変化」を「成長」となるような形で導く存在でなければならないなと。そんなことを考えた今日の計測の合間でした。