松井 涼先生

こんにちは、英語科の松井です。授業中に生徒に対して、「英語の辞書を読むことは、おもしろい。」と言うことがあります。こう言うと、生徒は決まって「先生暗い」や時には「先生大丈夫ですか?」と返してきます。
こういった反応をする生徒は、辞書のおもしろさにまだ気づいていないのだと思います
辞書には、あまり知られていない多くの発見が隠されています。
例えば、aloneという語の意味は知っていますか?おそらく多くの生徒は、「一人で」、「単独で」という意味を思い浮かべることでしょう。ちょうど次のような文です。

I was alone in the classroom.

それでは、次の文の意味はどうなるでしょうか。

The two children were home alone.

もう、おわかりだと思いますが、aloneが表す意味は、「一人だけ」とは限りません。ここでは「二人だけで」という意味になります。
このようなことはあまり知られてはいませんが、皆さんの辞書にも、きっと書かれていることだと思います。
このように一つ一つの語に関する誤解を解いてくれ、そしてまた新たな発見をさせてくれるもの、それが辞書です。
生徒たちに辞書のおもしろさを伝えられるまでには、まだまだ先は長そうですが、これからも頑張って伝えていきたいと思います。