ニュージーランド語学研修 2018

NZ研修⑨

ファミリーと過ごす最後の週末を終え、とうとうやってきてしまったお別れの朝です。

学校へ集合し、それぞれの家族やお見送りの先生方に挨拶したあと、バスで3時間かけてオークランド空港に到着しました。このあと、バンコクを経由し関空へ向かいます。21日朝7時関空着の予定です。

この2週間で生徒たちが得たものはたくさんありました。英語の知識、ニュージーランドの文化や歴史、自然、そしてなにより素敵な家族や友達、先生との出会い etc…  研修中生徒たちは本当に様々なことを経験しました。外国語でコミュニケーションを取る中で、言いたいことがうまく伝わらずに悔しい思いをしてストレスを感じたり、言われたことが理解できずに悩んだり、お互いに気を遣いあって家族と気まずくなったり、日本で待ってくれている保護者の方や友達が少し恋しくなったりと、それぞれにいろいろな苦難を乗り越えた末に、それらを補って余りあるたくさんの素晴らしい思い出ができました。

ファンガレイを出発するバスの中で生徒たちが、もっと感謝を伝えたいのに thank you しか出てこないのがもどかしい、お礼の気持ちに言葉が追い付かないと涙を流して手を振る姿が印象的でした。きっと外国の言葉を学ぶ根底にあるのは、このようなあふれ出るピュアな気持ちなのだろうと、私たちも心が熱くなりました。

研修に参加したみなさんは、今の思いを日本に持ち帰り、今回の研修に参加するにあたって保護者の方や添乗員さん、現地の方々など大勢の人がみなさんのために全力のサポートをしてくださったということに感謝し、それをきちんと伝えてください。

それでは間もなくオークランドを出発します。

研修の報告はこれで終了です。たくさんの方々のご協力、本当にありがとうございました。併せて、研修報告を最後までご覧いただきありがとうございました。


NZ研修⑧

時が経つのははやいもので、本日が学校へ登校する最終日。英語クラスでは、今までの感謝の気持ちを込めてホストファミリーへの手紙に挑戦。英語特有の表現に苦戦しながらも、皆真剣に取り組む様子がうかがえました。

↑完成した手紙。喜んでいただけるとよいですね。
また本日はバディと会える最後の日でもありました。ニュージーランドのことをよく知らない日本人学生にとってバディは、単なるお友達である以上に心強い存在だったと思います。双方とも一緒に過ごした時間を振り返ると自然と涙があふれてしまいました。

↑バディと涙の別れ 日を追うごとに絆を強めていきました。

さて私たちはニュージーランドに来てからいろんな人たちにお世話になっています。今度は私たちがその親切に応える番ですね。今晩のさよならパーティーに向けて生徒たちは準備に余念がありませんでした。

留学生担当ケイティ先生のスピーチで始まったさよならパーティーは、大勢のホストファミリーやバディに見守られる中、修了書の贈呈、生徒からのスピーチ、さくらの斉唱と続き、食事でお腹が満たされた後で生徒たちは日本文化を紹介しました。どのブースも大人気!夜遅くまでにぎわいました。

↑けん玉

↑福笑い

↑書道

↑二人羽織

↑盆踊り

忙しい中、このパーティーのために時間を割いてくださった先生方、バディたち、ホストファミリーの皆さん本当にありがとうございました。

NZ研修⑦

学校で過ごすのもあと2日となった本日の授業では、今までに習ったことの実践的な活用として、ホストファミリーへの手紙の下書きをしました。印象に残っているエピソードや研修を経て変わったこと、現在の思いなど、習った文法や表現、語彙を使って英作文に挑戦しました。

↑一人ひとりの下書きを丁寧にチェックし、それぞれにアドバイスをくださいました。

午後からはバディとともに現地の授業に参加しました。教員は復路の打ち合わせのため生徒の写真を取ることができなかったのですが、放課後生徒たちに聞いてみると、物理や国語、家庭科の授業に参加したとのことでした。日本語で受講しても難解な内容を英語で聞き、必死の2時間を過ごしたようです。

↑国語の授業のノート。論理的な文章構造を学習しました。

そして明日はとうとう授業最終日。夕方からはさよならパーティーが開催され、こちらでお世話になったホストファミリーや先生方、バディの学生たちに感謝を込めて生徒たちが日本文化を紹介します。みなさんに喜んで頂けるようにと日本を出る前からあれこれと準備してきたことを、いよいよ明日披露します。今回の研修で出会った方はみんな、親切で温かい方ばかりで、私たちは様々な面で本当にお世話になりました。感謝の気持ちはどれだけ伝えても伝えきれないと思いますが、思いを込めて、たどたどしくても言葉を尽くして、精いっぱいの恩返しができると良いですね。

NZ研修⑥

本日は終日お出かけです。2つの場所に行きました。
1つ目はワイタンギ・トリティ・グラウンド。美しい海に囲まれた広大な敷地の中にある美術館ではマオリの歴史について学ぶことができます。生徒たちは興味津々で、マオリ族の武器やイギリスとの間で結ばれた条約を見ながら、学芸員さんの話に耳を傾けていました。

次に3度目のポフィリでの歓迎。今回は歌やダンスなどのパフォーマンスも披露していただき迫力満点!

昼食を取って最後はカヌーへ。120人ほど乗れる巨大なカヌーには美しい彫刻が施されています。それぞれマオリ独自の物語を表現しているそう。私たちは粘土で気に入った彫刻から型をとらせてもらいました。大事に日本に持って帰りましょう。

↑晴天に恵まれて美しい景色を眺めながらピクニック

↑誕生日に願い事をしながらケーキカット

↑マオリの伝統的な遊びマトイ・マト(発音が合っているか自信ありません)を楽しむ生徒たち

2つ目は土ボタルの洞窟。奥へ進みランタンの光を消して見上げると、暗闇の中いたるところに広がる無数の光、これらが発光している土ボタルです。プラネタリウムみたいでとてもきれいでした。

今日も盛りだくさんの1日でした。しっかり休んで明日の勉強のためのエネルギーを充電しておいてくださいね。

NZ研修⑤

今日は終日学校で授業です。いつものように一日が始まりました。通学にも慣れ、毎日元気に登校しています。午前中の授業では語彙や表現などが少しずつレベルアップしているようで、みんな懸命に授業を受けています。身を乗り出して話を聞いたり、きちんとわかるまで何度も質問したりする姿勢が授業時間内に多く見られるようになってきました。

午後からはバディと合流し、現地授業に参加しました。ニュージーランドの高校では、生徒がそれぞれ自分の進路に必要な授業や興味のある授業を選択して受講しています。今日は来期の授業を決めるためにいろいろな授業を見学する日となっており、生徒たちもバディに連れられて様々な授業を見て回りました。生徒たちにとっては自分で授業を選択するというスタイルがとても新鮮だったようで、日本とは違う学校生活を経験しました。バディたちともすっかり仲良くなり、楽しそうに談笑する姿を校内でよく見かけます。

さて、本研修で生徒たちは毎朝日記を教員に提出しています。これは、私たち教員が、生徒たちの家庭での様子や直接相談しにくい悩みなどを把握しようという意図で行っているものなのですが、その日にあったことや気づいたこと、思ったことなどいろいろなことを書いてきてくれるため、私たちもみんなの日記を読むことを毎日楽しみにしています。

研修は折り返しを過ぎました。日記もどんどん埋まってきています。そして、日記に書き留めたこと以外にも様々なことがみんなの記憶に刻まれていることと思います。日本に帰ってからのお土産話が長くなりそうな予感(^^)

NZ研修④

こちらに来て1週間が経ちました。英語にも慣れてきて「ホストファミリーとおしゃべりする時間がとっても楽しい!」と言う声をよく聞きます。週末はビーチで散歩をしたり、農場で牛や羊にえさをあげたり、、と各家庭でニュージーランドならではの体験をさせてもらったようですね。

さて本日の午前中は英語の授業。下の写真は週末にしたことをグループで話し合っている場面です。苦戦しながらも助け合いながら会話を成立させていました。ビンゴゲームではご褒美にお菓子やシールをもらって笑顔がこぼれます。生徒たちは遊びながら多くの語彙を学んでいました。

午後はキウイハウスの見学。ニュージーランドの国鳥キウイは年々個体数が減少し保護の対象になっており、こちらの施設ではできるだけ自然に近い環境で飼育されています。夜行性の鳥なので薄暗い中でしたが、何とかキウイを発見できました。また近くにはキウイの病院も併設されており、そこではキウイに触ることもできました。

↑罠にかかって片足を失ったキウイ

↑美術館でなぞなぞに挑戦している様子 施設の方に英語で質問できました!

↑誕生日のお祝い 学校の先生からサプライズでプレゼントもいただきました
ありがとうございます!

生徒たちは本日も非常に充実した1日を過ごしたように思います。
明日の英語クラスも頑張っていきましょう。

NZ研修③

昨日は、現地校への初登校ということで、スクールツアーやマオリの方からのポフィリでの歓迎、テスト、ファンガレイの滝への観光など盛りだくさんでしたが、今日からはいよいよ授業が始まります。

午前中は2グループに分かれて信愛生だけで英語の授業を受けました。元気よく発言し盛り上がる生徒、話が聞き取れず少し戸惑いながらも必死で授業についていこうとする生徒、言いたいことが思うように伝わらずに苦労している生徒など様子は様々ですが、それぞれに初めて海外で受ける現地の先生の授業に今までにない刺激を受けているようでした。

午後からはファンガレイの高校生と一緒に授業に参加しました。バディの学生がそれぞれの授業に案内してくれ、生徒たちは体育や地理、科学など様々な授業に参加していました。授業の内容をバディに教えてもらいながら、何とか授業を終えたときには集中力を使い果たしてぐったりしている生徒もちらほら。良い経験ができていますね!ちなみに、学校がとても広く教室も多いので、授業の写真を撮ろうと生徒を探して敷地内をぐるぐると歩き回り、私たち教員もクタクタ…(笑)

さて、今日で研修一週目が終了し、明日とあさっては学校がお休みです。生徒たちはホストファミリーと週末を過ごします。ビーチに行ったり、ショッピングを楽しんだり、ホストブラザーのスポーツの試合を観戦したりとそれぞれに素敵なプランがあるようです。体の疲れを取りつつ、ニュージーランドで迎える初めての週末を思い切り楽しんできてくださいね!

NZ研修②

現地校への登校初日、緊張も少し和らぎ元気そう。聞くとそれぞれホストファミリーをよい時間を過ごしたそうで安心です。
今日は少し予定を変更してまずは校内見学。日本人1人に現地の生徒が2~3人ついてくれて、いろんな場所を見せてくれました。校庭がとてつもなく広い!

天然の芝生で気持ちいい!うらやましいなーと思いながら元の場所に戻ると、皆すでにバディと楽しそうにおしゃべりしている様子が見られました。

次にポフィリというマオリ族の伝統的な歓迎の儀式に参加。マオリ語でのスピーチや歌も印象的でしたが、一番の驚きは式の最後に行われるホンギという挨拶で、握手のあと鼻と鼻をくっつけます。この後ふるまわれる食事を経て、我々は晴れてニュージーランドの仲間入りです。

少しおなかも満たされたところで、英語のテストを受けて(生徒たちには少し難しかったようです、、)、ピクニックに出発。昨日は雨でしたが、今日は晴天に恵まれました。その公園にある大きな滝は迫力満点で、ホストファミリーが作ってくれたランチもおいしかったです。ハリパカの丘からは皆が通う学校もばっちり見えました。

さあ明日からは英語クラスがいよいよ始まります。頑張っていきましょう!

NZ研修①

昨日朝からの長い旅がやっと終わり、30名そろって無事ファンガレイに到着しました。出発前の関空には大勢の保護者の方や先生方が見送りに来てくださり、ほぼ全員が初めてのホームステイへの第1歩を踏み出しました。

約24時間の大移動を終え、現地の学校に到着した時にはホストファミリーが温かく迎えてくださり、それぞれの家に帰りました。

生徒たちは長旅の疲れや乗り物酔いはあるものの、大きく体調を崩してしまうことなくここまでの行程を順調に進めています。

明日は歓迎式に参加し、いよいよ初めての授業!今日はしっかりと休息をとり、明日に備えましょう!