京大・東大の先生による「福島原発事故の放射線除去」講演会を行いました。

 

 

7月24日(木)に京都大学化学研究所准教授徳田陽明先生と東京大学農学生命科学研究科准教授二瓶直登先生を本校にお招きし、高校1年生と高校2年生理系、高校3年生理系の生徒 約300名を対象に福島原発事故の放射線除去についての講演会を実施しました。

徳田先生からは福島の現状や最先端の除染時技術についての紹介、福島出身の二瓶先生からは福島県産農産物の放射線モニタリングの実施方法や植物の放射線元素の吸収メカニズムについて講義をしていただきました。生徒はメモをとりながら熱心に聴講し、質疑応答では、内部被爆や最新の除染技術の実用化についてなど多くの質問を投げかけていました。講演会の最後には、信愛生へのメッセ―ジとして、幅広く興味をもってしっかり勉強してほしいとの言葉をいただきました。

講演後、約20名の生徒が両先生を囲む座談会を実施しました。座談会では、放射線基準値の根拠や原発再稼働、大学の研究者の仕事についてなどなど多様な質問が寄せられ予定時間を超えて活発な意見交換が行われました。また放射線検出器を用いた放射線計測も体験させてもらいました。

私たちにとって少し遠いものになりかけていた「大震災」「原発事故」について改めて身近に感じることができた貴重な講演会でした。徳田先生、二併先生、ありがとうございました。