合同カンボジア研修会をおこないました

1月8日(土)、昨年度と同様に本校が幹事校となって、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校、啓明学園中学校・高等学校、岡山学芸館高等学校、広島女学院中学高等学校のみなさんと、カンボジアの社会活動家の方をつないで、オンラインで「合同カンボジア研修会」をおこないました。

本来であれば、和歌山市内の施設をお借りして宿泊研修を行う予定でしたが、あいにくコロナの猛威が今年もおさまらず、対面形式での研修会は実現しませんでした。それでも、本校生徒を含め、たくさんの生徒さん、先生方にもご参加いただき、充実した研修会を実施することができました。

第一部では、現地からつながってくださったHAPPY SMILE TOURの伊東さん、Kumae Banana Paper Productsの山勢さん、Candy Angkorの小熊さん、現在帰国中で日本のご自宅からつながってくださったShare The Windの内田さん、RAYS SHOP CAMBODIAの木下さん、以上の5名の社会活動家の方々に「国際支援を行う際に大切だと感じたこと」をテーマに、いろんな観点からお話を聞かせていただきました。

そのお話を受けて、各学校で感じたこと、学んだこと、今後自分たちが国際支援を行う上でこころがけたいこと、などをテーマにディスカッションし、その内容を各校の代表者が発表し、共有しました。

第二部では、各校の生徒を7つのグループに分け、第一部の続きのような形で、グループごとにそれぞれのテーマでディスカッションをおこないました。


コロナの影響で実際にカンボジアに行ったことがない生徒がほとんどであったため、「自分たちが想像するカンボジアの様子」について話すグループがあったり、「それぞれの学校における国際支援活動の紹介」や「自分が今一番関心のあるカンボジアの問題」、「学校以外にどのような教育施設が必要か」など、グループごとに多種多様なテーマでディスカッションがおこなわれていました。本校が幹事校なので、第二部も本校の生徒が中心となってディスカッションを盛り上げなければなりませんでした。初めは緊張していましたが、他校のみなさんのご協力もあって、それぞれのグループで有意義な意見交換ができたようでした。

実際にカンボジアに行くことに比べると学べることは少なくなるかもしれませんが、それでも実際にカンボジアで活動する方々から聞く話は、われわれ日本人の固定観念や先入観を打ち壊してくれるような内容のものばかりで、あらためて気づかされること、考えさせられることがたくさんありました。それをいつ、どこで、どのようにいかしていくのかは一人一人違うと思いますが、参加者全てのこれからの人生に強い影響力をもっていくことになると思います。

今回、ご協力くださいました社会活動家のみなさま、各学校の先生方、本当にありがとうございました。