2020年度の「地域協働事業」グローカル型の活動について

皆さんもご存知の通り、新型コロナウイルス感染防止の観点によって、新年度も始業式以降は6月まで長い休校となっておりました。
コロナウイルスの猛威は、皮肉なことに生徒たちにとって何かをきっかけにして社会の構造が大きく変わるということを身をもって体験する機会となりました。また、同時に高校生の段階から正解が一つではない課題にチャレンジするという探究型学習の重要性や価値を再確認するきっかけにもなったと思います。

しかし、一方で「地域協働事業」は生徒同士だけでなく、学校を飛び出し、地域や世界の方々と協働するという「密」を伴う可能性が高い活動ですので、実は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点とは非常に相性が悪いことも明らかになりました。

そのため、当初文部科学省に提出していた内容を現状では実施することができないと判断し、私たち教員もそれと同じことをいかに「密」を伴わずに行うかということを考え直す必要性に迫られました。

今後徐々に明らかになっていきますが、各学年すでにプログラムはスタートしています。県境や国境をまたぐことなく、できる限り昨年までと同じ学びを届けていきたいと思っています。