カンボジア研修 5日目 報告②

12月29日(日)の朝無事に関西空港に到着しました。
当然連日30度越えの環境からの帰国ですので、今後寒さへの対応による体調不良が心配ですが、全員元気に帰ってきました。
今年度も非常にすばらしい研修ができたと思いますので、それぞれの生徒が様々なことを感じ、考え、今後の行動へとつなげてくれると思っています。

さて、それでは5日目の午後の報告を。

クメール料理の昼食となるはずだったのですが、ガイドさんのヴァンディーさんがとても慌てています。
午後はカンボジア研修としては初となるカンボジアの子供たちに日本語を教えているという「むつみ日本語学校」の方を訪問することになっていたのですが、実はこの学校を運営する檜尾睦先生はとても厳しい方で1分の遅刻さえも許さないとのこと。
しかし、あまりにも午前中のプログラムが盛り上がったため、予定の時間からすでに1時間遅れています…

そのため、昼食を慌ててかきこみ、バスに乗り込み、「むつみ日本語学校」へ。

到着したのは約束の13時に3分遅れた13:03。
皆バスから飛び降り、急いで、むつみ日本語学校へ。
実は、行程に遅れが出ていることを知った本学の海外交流コーディネーターの伊東さんが娘さんとともに先回りしてくださったことで、檜尾先生はご機嫌に。何とか事なきを得ました。

事前の情報のせいで相当にビビりながらの訪問だったのですが、そこで得た経験はぜひ全ての信愛生に届けたいと思うほどすばらしいものでした。

詳しくは参加生徒による発表会で報告してほしいと思っているので、ここでは詳しく触れません。
しかし、カンボジアの子供たちに日本語を教える檜尾先生の情熱、日本語を必死で学ぶカンボジアの子供たちの姿勢や態度。もしかすると、その様子を批判する人もいるかもしませんが、「教育の原点」とも言えるようなものをまさかカンボジアの地で見ることになるとは思わず、私自身としてはただただ感動しました。
また、参加生徒も信愛での学びを通して、同じようなことを感じてくれたのか、その場にふさわしい最善の行動、態度をとってくれ、非常に誇りに思いました。3時間余りの交流は非常に実り深いものとなったと思います。


その後は昨年度もお世話になった「CandyAngkor」の西さんのもとへ。今年度は西さんだけでなく、西さんのお友達で1年間という期間限定でカンボジアで日本語教師を行なっている足立さんからお話を伺いました。
特に、足立さんは日本に旦那さんがおり、看護師という仕事につきながら、このような選択をなさいました。そのあたりを含めたお話と生徒たちのこれからに対してのエールは心に届いたことと思います。


カンボジアの伝統的な踊りも楽しめる豪華なレストランで夕食をとった後は、トゥクトゥクでホテルまで。
生徒たちは本当にトゥクトゥクが大好きです。