高校1年「0学期」 平井拓真

先日、今年の世相を表す一文字として「税」が選ばれましたが、自分にとって今年を表す一文字は、『初』です。担任になった学年は生涯「初」の学年、担任としてはもちろん、授業はすべて「初」めてのクラス、私生活では家族ができ、これまでの生活と一転「初」めて尽くし。日々の生活のなかで生徒や家族から刺激をもらい、多くの気づきや学びが得られ、自分自身をアップデートすることができました。この得たものを生徒たちに還元できるよう、励み続けたいと思います。

さて、その自分の学年である中学3年は今週「ACP」(=Advanced Communication Program)を行っています。留学生と英語のみを使って交流し、与えられたテーマを探究していくプログラムです。普段オンラインで英会話の授業を行っているとはいえ、留学生を招いてグループワークを行いながら取り組むのは簡単ではありません。最終日14日にその成果を発表することになっています。精一杯のものが表せることを期待します。

そして新年を迎えれば、いよいよ高校1年に向けての準備が始まります。3学期は次の学年の準備期間として、よく「0学期」という言葉を用います。すでに授業では高校で勉強する内容に触れ、内容の難しさを直面し、しっかり勉学に励まなければならないと生徒たちも実感しているところですが、当然気分はまだ中学生。高校卒業後の進路を自分で切り開いていくためにも、気持ちを引き締めて高校生としてスタートできるよう、3学期を送ってほしいものです。