「アレのアレ」に想う11月6日      大音雅子

10月に少し秋らしくなり、秋日和を楽しんでいたのも束の間、11月になって夏日が現れるなど、昨今の気候は想うようにはまいりません。日本は「四季」があり、素晴らしいと常々言われてきましたが、このままでは「夏と冬の二季」になりそうだ・・・との専門家からの声が聞こえ、寂しく思う日々です。

この秋の暑さは、ひょっとして昨日の日本シリーズ頂上決戦のせいもあるのでは・・・と。阪神の38年ぶりの日本一での決着。細かなことは専門家にお任せいたしますが、私事ながら、母の実家が甲子園にあったこともあり、私は幼い頃から母譲りの阪神ファンで、背番号11の村山投手の大ファンでした。時代が分かりますね。そして、38年前の阪神初日本一の時は、3歳の娘を背負って、阪神百貨店のバーゲンに突進いたしました。その背負われていた娘が、偶然ながら今日バースデーを迎えます。何歳になるかは、各自でご計算下さい。娘が誕生した日も、今日と同じような、南風が温かい空気を連れて来て、モワッとした空気の日でした。しかし、退院した頃には、とても寒くなり、夜の授乳がとても辛かったことを思い出しています。

その娘の息子(世間では、孫と言います 笑)も16歳。今、私は中1・中2・高2・高3の生徒たちを担当させてもらっているのですが、彼女らは孫とほぼ同年。ふと、不思議な気持ちになることもあります。デジタルネイティブの世代と一緒に過ごす日々は、新たなことを学ぶ刺激を持った時間で、私の脳細胞を活性化してくれているように思います。

先週金曜の参観日に廊下で「大音先生、私は30年程前に先生に教えてもらいました。お元気で今も現役で教壇に立っていらっしゃることは、とても嬉しく思っています」と高1生の保護者の方が声をかけてくれました。当時の授業内容などもよく覚えてくださっていて、たくさん嬉しい言葉とともに、元気をいただきました。

デジタルネイティブの子どもたちとの毎日で、「すごいな、敵わないな」と思う場面も多いのですが、「どんな局面でもあがいて、いつも前に向かっている大音先生」という卒業生のイメージを壊さないよう、これからもあがき続けようと思う・・・アレのアレ決定の翌日投稿です。

気候変動による不安定な状況が続いていますが、皆さんお元気でお過ごし下さい。

長崎研修2日目の中2のみんなへ・・・楽しい時間を過ごし、元気で思い出いっぱい持って帰ってきて下さい。待ってます。