出会いと別れの季節,というには少し遅いですが  山路

ここ数年,連続して高3の教科担当をしており,卒業生を見送ってきました。
別れがあれば出会いがある,と思いきや,今年の担当クラスはほぼ昨年度からの継続であり,新たな生徒との出会いはありませんでした。そういう観点での新鮮味がなかったのは残念な一方で,お互いにやりやすい環境であると思います。

さて,私は大きな出会いと別れを数日後に控えています。バイクの乗り換えです。
今のバイクは9年半もの付き合いで,とても愛着があります。バイト代を貯めて,初めて買ったバイクです。初心者にも乗りやすく,運転技術も鍛えてもらい,たくさんのことを学ばせてもらいました。別に大きな不満点があるわけではなく,次のバイクに興味があったための決断です。新たなバイクとの出会いに心躍る瞬間もありますが,愛車との別れを寂しく思う瞬間も多いです。長年連れ添ったので手放すのは心苦しく,手元に残しておこう,と考えもしましたが,車庫でホコリをかぶるよりは誰かに大切に乗ってもらったほうが幸せなのだろうと思っています。やはり,車も含めて現在の所持台数が私にとっての「いっぱい」なのだなと痛感している次第です。まあ,クロスバイクは持て余してしまっていますが…

むかしから「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とも言いますから,物欲だけでなく,勉強も含めてさまざまな場面で「いっぱい」という限界の基準を大切にしていきたいですね。