画期的な勉強法     田福克裕

信愛では一昨日から中間テストが始まりました。
生徒の皆さんが一生懸命テストに取り組んでいる姿を見ていて、中学時代の自分を思い出しました。

中学時代の私は、平日は授業の後クラブ、休日はボーイズリーグで、一日中野球をしていました。
平日学校から帰宅する時間にはお腹が減っており、質より量の食事をしてお風呂に入り、一服して宿題などに取り掛かろうとします。

ところが、睡魔が私を襲います。さほど遅い時間でも無いのに、眠たくって字なんて読めない状態です。
それはそうですね。身体は疲れている、食欲は満たされた。そしてお風呂でスッキリして心身共にリラックス状態。眠くなる条件が揃いすぎています。

ある時、クラブの先輩のアドバイスで、朝早めに起きて勉強してみました。顔を洗って暖かい飲み物を飲んで、取り掛かる。
びっくりするぐらい頭に入ってくる。特に暗記物がたくさん早く覚えられるのです。
人にもよるでしょうが、私にすごく合った勉強法でした。
睡眠で頭がスッキリしており、凄く集中出来ました。信愛でやっているお昼の10分間のリフレッシュタイム(昼寝)と同じ効果なのでしょう。

だからと言って、その日の宿題などを全て朝にやるのは危険だし、無理もあります。
そして考えたのは、出来るだけ学校で済ませてくる事でした。
ちょっとした時間を使いました。たとえ3分でも1問は出来ます。
その繰り返しで、その日の宿題の何割かが確実に減っていきます。

また、頑張って、帰宅してから夕飯までの20分を休憩に使わず、持ち帰った残りをやる時間にしました。これがまた捗りました。

お風呂が終わった時点で、常に宿題の半分以上が終わっている時の、気分の軽さを思い出します。そうすると、次の日もそうなりたくなります。

「画期的な勉強法」と大げさな題にしましたが
①取り掛かりを早く ②短い時間の活用 
これは勉強だけでなく、何をするにも基本ですよね。誰もが知っている事でしょう。

また朝の時間を使う。朝は脳が効率よく働く「ゴールデンタイム」という言葉を聞いたことがあります。インターネットで調べると、その理由も分かると思いますよ。

それに、どんな試験も夜遅くに実施されることはありません。夜型より朝方の方が実践向きでしょう。

私も今一度、朝の時間の使い方を、自分の生活スタイルを考えて工夫してみようと思います。