「できる」を大切に   山路

期末考査も2日目が終了し,折り返し地点が見えてきました。この2日間,手応えありの人は油断せずにこの調子で,うーん…という人は気持ちを切り替えて立て直していきましょう。

「テスト」というと皆さんはいやな気分になるでしょうが,自分の成長が実感できるイベントです。言ってみれば,わかば祭や体育祭などと同じで,本番までの準備,練習の発表会です。でも,テストとは雰囲気がまるで違いますよね。これはなぜでしょうか?僕が思うに,苦しいものだと思い込んでいるからです。

「勉強」は「いままで知らなかったことを知る,できなかったことを練習してできるようになる」という新しい刺激を受けることだと思います。できることが増えると「自分の世界」が広がります。自転車に乗れるようになると少し遠くまで遊びに行ける,というのと同じです。でも,一度できるのが当たり前になると,できた感動を忘れてしまうんですよね。だから,できてないことばかりが目についてしんどくなるのではないでしょうか。「これもできていない,あれもやらなくては」ではなく,「これができるようになった,次はあれをできるようになろう」という風に,目の前のダメなところばかり見るのではなく,もっと楽な気持ちで勉強に向き合えるといいですね。

私たち教師も,新しい知識を取り入れないと,流れのない水のように腐ってしまうな,と感じています。1日がもっと長ければいいのになあ。