日本語教育能力検定

田川です。

先週あたりから急に寒くなってきて、「いよいよ受験シーズンだなぁ」と身も心も引き締まってきています。

さて現在私は高校三年生を担当しており、生徒と進路に話す機会が多いのですが、生徒達の将来像や熱い思いを聞いているうちに、「自分も頑張らねば!」と、いい刺激を受けています。そこで私自身も何か受験に挑戦してみようと思い、3か月程前からある検定の合格を目指して勉強をはじめていました。

その検定は「日本語教育能力検定」というものです。海外で暮らす日本人や日本に住む外国の方などに日本語を教える「日本語教師」という職業の、採用基準の一つとされている検定試験です。

聴解問題や日本語教育に関わる歴史や時事問題など、日本語に関わる幅広い知識が問われる試験なので、合格率は25~30%と難しい検定試験になっています。

というわけで、昨日10月24日に「日本語教育能力検定」を受験してきました。

試験Ⅰ(90),試験Ⅱ(30),試験Ⅲ(120)の三試験を一日かけて取り組んだのでとても疲れました。午前の試験Ⅰでは全然時間が足りなくて笑ってしまいましたが、最後の10分で適当に選択しました。試験Ⅰ終了時点で正直な話、帰りたくなりましたが、悔しいので午後も頑張りました。試験Ⅱは聴解問題で、普段聴いている日本語をアクセントやその他文法を意識しながら聴きます。なかなか面白いですよ。試験Ⅲは小論文の内容が、動画による反転授業についての問題だったので去年のオンライン授業の経験が生かせた気がします。ⅡとⅢはぼちぼちできたかなと思いますが、合格したかどうかについてはあまり自信がありません。ただ、今年度の私は高校一年生と高校三年生の古典を担当しており、この検定の受験勉強がそのまま古典科目に生かすことのできる内容が多かったので、合否はともかくとして、取り組んでよかったな、と思っています。

検定合格を目指したこの3か月を通して、限られた時間の中で勉強をする受験生の皆さんの苦労がよく分かりました。(来年も頑張ります。)

共通試験まで残り3か月をきっています。寒くなってきますが、「いっしょに」頑張っていきましょう!!!