ちょっとうれしかった話     中谷 由利加

みなさん、こんにちは。先週末に行われた2日間にわたっての信愛フェスタが終わり、生徒たちは来週に控えた中間テストに向けて、猛勉強中です。そういう我々教員も、試験作りに勤しんでいます。お互いしっかりと頑張りましょう!

さて、今年の信愛フェスタにも多くの小学生のみなさんが参加してくれ、授業やクラブ体験を楽しんでもらいました。私自身も社会科の授業を担当し、今年は「船長さん」になって世界中を旅して謎を解いていくという授業を行いました。社会科では毎年色々な設定で授業を行っており、私はこれまでに、「エジプトのファラオ」や「防災レンジャー」など様々な役を演じてきました。教員もたいへんです(笑)

私は、この3月に担任をしていた高校3年生を卒業させたところなのですが、そのクラスの生徒がこんなことを言っていたな~というのをフェスタで船長さんをしながら思い出しました。その話というのは…

その生徒が小学生だった時、信愛フェスタで社会科の授業を受けたとのことで、恐らくその時、私はエジプトのファラオを演じていた時だと思います。その生徒は、「フェスタで社会科の授業を受けてから、ずっと先生の授業を受けたいと思っていたんです!その授業が受けたくて信愛に入ったんです!」と。残念ながらその生徒が高校2年生になるまで、私が授業を担当することはなかったのですが、ついに高2で授業を受け持つことになり、そのときにこの話をしてくれたな~というのを思い出しました。フェスタでのわずか30分足らずの授業をそこまで覚えてくれていたとは、こちらとしても聞いていて涙が出るくらいうれしく思いました。

今年のフェスタに参加してくれた小学生の中からも、いつか「あの時の船長さんの授業が楽しくて!」と言ってくれる人がいてくれるとうれしいなと思います。