2020年、夏、芳香族化合物構造決定かるた大会 岩下拓也

8月初頭、高校2年生のあるクラスの化学の授業で、芳香族化合物の「構造式」と「名称」を身につけることを目的とした「かるた大会」を開催しました。今回はそのレポートを簡単ですがここに記します。

まず、芳香族化合物とは何かというと、有機化合物(主に炭素 C を含む化合物)の中でも主にベンゼン環を含む化合物のことです(↓ベンゼン環)。

そんな芳香族化合物は種類が多く、名前が特徴的なもの(慣用名)も多いので、毎年たくさんの受験生から「数が多くて複雑なので覚えきれない」といった声が…

そこで!この芳香族化合物をいかに楽しく・真剣に覚えられるかをモットーにして考え生まれたのが、「芳香族化合物構造決定かるた大会」です。

大会前に生徒たちは以下のような、かるたカードに描かれた芳香族化合物の構造式を見て、その化合物が何なのかを一通り覚えていく作業をしました。

 

その上で、本物の競技かるたと同様のルールで、私が芳香族化合物の名前を読み上げたらそれに該当するカードを取っていくという形で進めていきました。

 

さあ、いざ開会!

 

そして決勝戦での優勝の瞬間!

 

優勝おめでとう!これからも名称と構造式を忘れずに活用していきましょう!

 

p.s. まだまだ暑い日が続きますが、こまめな水分補給を忘れずに体調管理に気を使いながら過ごしてください。