期末試験0日目  大村寛之

本日は、1学期期末試験の0日目です。
0日目?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、今回のテストは私の所属する高校3年生がテスト期間中の18日(土)にオフィシャル版のGTEC(英語4技能の検定試験)を受験しなければならないため、他の学年よりも1日早く期末試験がスタートすることとなり、このような名称となりました。

生徒たちにとっては、休校の影響もあり、昨年度12月の2学期期末試験から半年以上間隔が空いての定期試験。
1学期の中間試験もなく、1学期の成績が期末の一発勝負になることもあり、なかなかプレッシャーを感じているようです。
特に高校3年生は、否応なく「受験」も意識せざるを得ないため、いつもよりも緊張感のある朝となっていました。

かく言う私も担当する高校3年生の古典のテストが本日実施されたのですが、久しぶりのテスト作成。何日か前にテストを作り終え、一応見直しもしたのですが、何となくミスがありそうな気がして実はとてもドキドキしてました。
テスト中に「質問ないですか?」「最後まで頑張りなさい」などとちょっとエラそうに各教室を巡回するのですが、心の中では「頼むー。誰も手を挙げないでくれー」と不安でいっぱい。過去には解答用紙に名前を書く欄を作り忘れるという凡ミスをしたこともありますので…

一応、ミスがあっても生徒たちが気づかなかったのか、それともあまりにもしょうもないミスで指摘するのもかわいそう…と思ってくれたのか、何も起こらず。無事にテストは終了。

さて、採点しながら、某大学のオンライン入試説明会に参加(かつてはどこかのホテルの宴会場で実施されていたものですが、これも大きく様変わりしました。しかし、そのおかげで和歌山から遠く離れた大学の先生方とアットホームな雰囲気で入試制度の質問などができるのはかなり新鮮!)し、ちょっと休憩と思いながら、この百人一筆を書いています。明日は期末試験1日目、全学年がテストとなります。
きっと信愛生たちは今ごろ明日の試験に向けて、できる限りの準備をしていることでしょう。

大学入試改革やコロナ禍に翻弄される現高校3年生、思い描いていた信愛最後の1年とは違うかもしれませんが、これまで誰も体験したことのない受験生活を送る経験は、長い人生の中で必ずプラスになると思います。先日の校長先生のお話の中で「うつくしい人」という言葉が出てきましたが、ひたむきに努力しているみんなの姿は本当に「うつくしい」です。世間的には、再び不穏な空気が漂ってきましたが、感染予防を徹底し、みんなでこの年度を乗り越えましょう!