ローマ教皇ミサin長崎

国語科田川幸一です。

先日、ローマ教皇フランシスコが来日したことは皆さん御存知ですか?
メディアで広く取り上げられていたので、知っている方も多いでしょう。
教皇様は、11月24日(日)に長崎、25日(月)に東京でミサをしてくださったのですが、実は私も長崎のミサに参加してきました。今日はその時の感想について書いていきます。

まず一言、「感動しました!!!」これに尽きます。
正直なところ長崎でのミサは、母親に誘われたから、長崎にいる大学時代の友人に会えるから、という動機がきっかけでして、「まあ、珍しいことみたいだし折角の機会だから行っておくか。」程度の消極的な感覚でした。しかし、実際にミサに参加すると、思わず涙する場面もあり、終わった後では、「本当に行ってよかった。」と心から思えました。

何がよかったのかというと、
第一に、信仰を共にするたくさんの人がいる、と実感できたこと。
第二に、カトリックの信仰を新たに強められたこと。
以上の二点です。

一点目についてですが、長崎でのミサには3万人が集まったそうです。
3万人のミサは想像以上です。小さな子どもからお年寄りまで、日本の方もいれば、外国の方もいる。イエス様を信仰している3万人を目の当たりにしてみると、言うに言われぬ感動がありました。教皇様が会場に着いたときの3万人のどよめき、歓声がとても印象に残っています。また、私の地元である吹田の人や、自分を幼いころから知っている四日市に住む母の友人、屋形町の信者さん、長崎の信者さんなど、多くの知人と再会できたことも感動的でした。多くの信者が長崎まで来ているという事実に、驚きましたし、安心もしました。そして何より、日本人でカトリックは少数派ですが、私の信じているものは間違っていないのだ、という勇気を与えられました。

二点目については、教皇様のミサ中でのお話が印象に残っています。
メディアでは非核への強いメッセージを多く取り上げているようですが、ミサ中でのメッセージは他にもあったように感じます。福音朗読後の説教では、イエス様の処刑の場面に関連して、「沈黙か、嘲笑か、あるいは告げ知らせるか。我々一人一人が決断しなければならない。」と述べられました。ここでは教皇様はキリスト教を世界に広めよう、という力強いメッセージを発信しているように思います。「あなたに、話がある」というキャッチフレーズの、「話」とは私に向けてはこの事だったのかなと、思っています。私自身も「沈黙」するのでなく、もっとキリスト教について知り、「告げ知らせ」ていきたいと感じました。
そして教皇様のミサを終えて、もっとキリスト教について知りたいと思うようになりました。まだまだ自分自身はキリスト教について勉強不足です。なので、来年は聖書を通読しようと思います。そういう決意が芽生えたことが、本当に行ってよかったと思う第二の理由です。

この記事を読んだ皆さまも、少しキリスト教に興味を持ってみてください。そして一緒に聖書を学んでいきましょう。

青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。「年を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。(コレヘトの言葉12:1)

少し長くて、説教臭い文章になった気もしますが、以上教皇ミサを終えての感想でした。