生徒たちがきちんとしてくれているという話

本日、外部から見学者の方がお越しになり、昼食後の5時間目の時間帯に校舎をご案内いたしました。そのときに仰ってくださったのが、生徒たちがきちんとしている、という点です。

確かに、私も一緒にご案内させていただいたのですが、生徒たちはとてもきちんとしておりました(手前みそで申し訳ありません)。
例えば、制服の着こなしです。ボタンを外す生徒もおらず、制服の着方が崩れていないわけです。本校では当たり前と思っていますが、他校ではそうでもないそうです。
また、授業中の生徒の様子もきちんとしておりました。みんな前を向いて、ノートをとるときはとり、話を聞くときは聞く、ということができています。これもやはり、横を向いて話をしている生徒たちがいない、というところが評価ポイントとなるようです。

信愛の教員はそれができて当たり前のようについつい思ってしまっておりますが、他校と比べてみると、それは当たり前ではないようです。これは、生徒のみなさんの「きちんとしよう!」という気持ちの部分が大きいのではないでしょうか。こういったことは、少し乱れるだけで、大きくどんどん乱れていくものです。それが、上述のとおり外部の見学者の方にご評価いただける、というのは、やはり生徒のみなさんの意識がしっかりとしているからだと思います。

今年のカープは強いんだか弱いんだか分からないチームになっています。開幕から負けがこみ、一時4勝12敗で借金が8、最下位に沈んだ、と思いきや、4月下旬から反転攻勢が始まり、交流戦が始まるまでは1位をキープしておりました。それが交流戦でまたまた負けつづけ、現在はセリーグの2位で、首位巨人と6ゲーム差まで広げられてしまいました。打てない、守れない、投げられない、の三重苦となっております。これが、昨年まで三連覇のチームか、と目を疑うばかりなのですが、強いときのカープとは、どのような野球をやっているのでしょうか。一言で言うならば、「凡事徹底」です。それは、内野ゴロでも走る、守備のときは声を掛け合う、試合前のアップはきちんとする、試合前日はよく寝る、など、試合に関わることから日常生活に至るまで、そういった「凡事」を「徹底」して全力でやる、ということです。

これを学校生活に当てはめてみると生徒のみなさんも、制服をきちんと着る、授業中に集中する、提出物を忘れない、掃除をきちんとする、教室を離れるときは整理整頓してから離れる、といった「凡事」を「徹底」してできているということになります。これを守っていれば、カープのように強いチームになることができるのではないでしょうか。
生徒のみなさん、これからもしっかりと制服の着こなしや授業中の態度を意識してくださいね。