「安全志向」は「危険志向」 林 三千夫

皆様、こんにちは。

6月に入り、保護者会、教育実習、運動部のインターハイ県予選、高校2年生の修学旅行、他学年は、校外研修(遠足)と慌ただしい期間が続いています。

私の担当している高校3年生は、一昨日、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に行ってきました。本格的な受験勉強が進んでいるなかで、1日楽しんでもらおうと、毎年、高校3年生はUSJに行っています。今朝の3年生の様子を見ていると、しっかりと切り替えて机に向かっている生徒が多く、いつもながら感心しました。

さて、高校3年生の保護者会の中でも話がありましたが、大学入試センター試験が、2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止され、2020年度(21年1月)から新しい共通テスト「大学入学共通テスト」に移行。また、私立大学の「入学定員厳格化」による合格者数の減少など、高校3年生を取り巻く受験情勢は、決して楽観できるものではないと聞こえてくることが多くなりました。昨年から続いている浪人回避のための「超安全志向」という傾向は今年も変わらないという予想です。

しかし、この「安全志向」という考え。ちょっと危ないと私は思っています。

何事もそうだと思いますが同じことをやっていても、「守り」に入ると「重く、苦しく」感じますし、逆に「攻める(前向き)」と「楽しく、わくわく」するものです。安易に目標を下げるのではなく、基礎・基本を大切にして、しっかりとした土台をつくり、ぶれずに目標に向かって進んでいって欲しいと思っています。