記憶の定着(岩下拓也)

本日は、中学生と高校1年生が冬期課題考査でした。冬休みの勉強の成果を十分に発揮できましか?手ごたえがあった人も、あまりなかった人も、試験は「終わった直後」が重要です。試験を受け終わった後というのは、心理的なショックが伴います。例えば、「あれ?この問題どうやるんだっけ…」、「せっかく勉強したのに、いざテスト本番になると忘れてしまっていた…」など、このような経験は誰しもありますよね?実は、このような経験をした直後というのが、物凄く「記憶の定着」には良いのです。今日はこのことについて話します。

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは記憶の定着率について、次のようなことを発表しました(詳細は調べてみて下さい)。

『人が、自分にとって意味(必要性)を感じていないものを覚えようとした時、

  • 20分後には42忘れる
  • 1時間後には56忘れる
  • 9時間後には64忘れる
  • 1日後には67忘れる
  • 2日後には72忘れる
  • 6日後には75忘れる
  • 31日後には79忘れる』

 

つまり、自分にとって意味が感じられないもの(≒身が入らずに覚えたもの)というのは、すぐに忘れてしまうということが分かったのです。

このことから考えられるのは、身が入らずにダラダラと勉強してしまうと、結局ほとんど何も身につかず、時間だけを無駄にしてしまう可能性が高いということです。なので、まず自分の日頃の勉強しているときの姿勢を見つめ直してみてください。まずはそこからです。

次に、上述した心理的なショックを伴っているテスト後の復習についてです(まさに今の皆さんに向けてです)。「出来なくて悔しい」と感じているテスト直後(今現在)なら、「次は絶対にこの問題で間違えたくない」と無意識に思います(一生懸命勉強していた人ならより一層そう思うはずです)。すると、「自分にとってこの問題は意味がある問題」だと無意識に捉えられます。このタイミングが記憶の定着率を高めるチャンスです!日にちが経つと、人は、失敗した悔しさや嫌なことというのは自然に忘れてしまう…まさに忘れゆく生き物です(こんな歌ありましたよね?)。したがって、テスト直後の今日や明日のうちに、出来なかった問題に関しては復習しておきましょう。

この課題テストが皆さんにとって実りあるテストになってくれれば幸いです。