本日信愛では、高校の卒業式が挙行されました。
信愛では、例年厳粛な式で卒業生を送り出していますが、第66回となる今回もまたまたすばらしい卒業式となりました。
今年度は仁坂和歌山県知事の臨席も賜り、直接激励の言葉をいただくことができたという点でもスペシャルな卒業式だったのですが、とにかく今回の卒業式にはこれほどかという程感動的な場面が目白押し。
今年度でお嬢様が卒業される教育後援会会長の南出様の挨拶、2つ上のお姉さんから8年間に渡ってお嬢様を通わせてくださり、我がクラス保護者でもある粉川様の保護者代表挨拶は本当に感動的でしたし、在校生の送辞、卒業生の答辞もこれまでの学校生活の色んな場面が次から次へと思い出され、とにかくまぶたから液体がこぼれることがないようにと必死で押さえつけていました(まぁ、結果的には結構こぼれてしまったのですが…)。
しかし、そうなってしまうのも、今回の卒業生たちとは中学3年生の時から丸4年という長い月日をともに過ごしてきたからです。
学年主任という立場もあり、何かとお小言も多く、思いっきり怒った生徒も多数。
しかし、自分としては、ちゃんと私たちの思いを汲みとろうとしてくれる卒業生たちのことが大好きで、「信愛での学校生活に満足感や充実感を持ってほしい」、「語れる高校生活にしてほしい」という強い思いのもと、必死で色々なことを考え、その考えたことを形にしようとチャレンジし続けた時間でもあります。
高校3年生のめでたい門出にこんな言葉はふさわしくないのかも知れませんが、春から学校に行っても彼女たちの姿を見ることができないと思うとたまらなくさみしく、喪失感はかなり大きいです。
さて、卒業式終了後は、各HR教室に分かれて最後のLHR。
我がクラスはクラス全員の保護者の皆様に来校いただき、見守っていただきながら、一人一人が涙ながらにクラスメートに向けてこれまでの感謝の思いを伝えたり、サプライズで編集してくれた思い出の動画を見たり、外から見ると出席簿になっていて最初教卓の上にあっても全く気付かなかった寄せ書きと花束をプレゼントしてもらったりと本当に幸せな時間をプレゼントしてもらいました(なお、当然その過程で私の卒業式あるあるですが、泣きすぎて頭が痛くなるというおまけも付いてきましたが…)。
卒業生の皆さん。本当に卒業おめでとう!「小テスト」「宿題」がとにかく代名詞となりがちな信愛生活ですが、3年もしくは6年の信愛生活を終えた今どんな気持ちを抱いていますか?
きっと皆さんなら、「しんどかった…、けど信愛で良かった」と言ってくれるのではないかと勝手に思っています。
信愛の生活を通して身につけた物事の考え方、ひたむきさ、思いやり、積極性などは必ず皆さんのこれからの人生において財産と呼ぶべきものになるはずです。
信愛の学びを土台として、今後ますますステキな女性となり、自分の大切な人を笑顔にすることができる人になってくれることを願っています。
と、まぁ、ここまで長々と書いてきたものの、実際の所、高校3年生は2月25日に国公立大学の前期試験を受験し、現在結果待ちの状態。
あらゆる可能性を考え、中期試験、後期試験に向けて準備するため明日からもたくさんの生徒が登校します。
とりあえずの節目として卒業式を迎えましたが、まだ10日ほどはお別れできませんね。
最後まで寄り添い、ともに泣き、ともに笑うつもりです。もう少し一緒に頑張りましょう。
明日も変わらず学校で待っています。