センター試験を受け、国公立大学の出願を終えた受験生は、志望校の赤本を片手に過去問に取り組む姿が定番になってきましたね。定番と言えば、最近の入試には小論文を課す大学や専門学校が増えてきました。新たな入試科目の定番となってきたようです。
国語科の教員として、小論文の添削をすることが多いのですが、「これって国語力だけじゃないよな~?」と思うこと多々。もちろん、文章の構成や語彙、言い回しなど、国語的な知識は絶対に必要です。しかし、文章を書くということは、その人の頭の中をそのまま映し出しているのではないか、と思います。「どんな知識を持っているのか」「どんな思考をするのか」等。そもそも「どんな人間なのか」を問われているのかもしれません。普段から物事をたくさんの視点から見ること、世の中の動きに敏感であること、自分をしっかり見つめること、そういうことが求められているのが小論文なのでは?と思うようになってきました。
もちろん大学によって色々な出題傾向があるので、一概に全ての小論文がそうだとは言えません。でも、高2以下のみなさんは、普段から視野を広く、様々なこと(自分の進みたい分野のことは特に!)に興味を持ち、「考える」ことを習慣化してほしいなと思います。書くテクニックは後からいくらでも身につきます。書く内容をしっかりと蓄えてほしいです。文章を書く機会があったときは、ぜひ真剣に取り組んでみて下さい。そして、国語以外の教科をしっかり勉強して下さい。家庭や宗教など、受験科目じゃないし~とか思っていると、こういう科目が小論文の中で大切になるんですよ!!
高3の受験生のみなさんは、どんどん考えてどんどん書きましょう。どんどん添削しますよ-!一緒にがんばりましょう!!