この時期は、2学期の期末試験もおわり、答案が返却されていきます。生徒達は「やばい!」とか「前よりあがった!」とか「平均点高すぎる~」とか、様々な反応でテストを受け取ります。頑張って試験勉強をしている姿を(こっそりと)見ていた私に、生徒のいろんな気持ちが伝わってきます。
最近読んで印象に残った小説、朝井リョウ作『何者』にあった一節を、ふと思い出しました。正確な抜粋ではないですが、要約すると、、
「子どもの頃は、頑張る過程をそばで見てくれる両親や、先生がいた。でも、大人になったら、だれも過程なんて、見てくれなくなる」
というものです。テストの結果は、点数ではっきりと出ます。ですが、わが校の先生方は頑張る過程も、見守ってくださっています。結果だけでなく、頑張った自分自身を認めて、次こそもっといい結果が出せるように努力してほしいな、と思います。