7月7日 藤原 麻衣

先日、「サマーバレンタイン」という言葉を耳にしました。
バレンタインと言えば2月。はて、「サマーバレンタイン」とは…?と思っていると、どうやら今日、七夕のことなんだそうです。織り姫と彦星になぞらえて、「夏の恋人の日」と言うことでしょうか。

織り姫と彦星のおとぎ話が印象深い私には、7月7日・七夕は彼ら二人のための日、という感覚で、「サマーバレンタイン」と言われてもいまいちピンときません。しかし、ビジネスの視点から「サマーバレンタイン」という言葉を見ると、なるほどなあ、と納得させられます。「織り姫と彦星のための日」と「恋人たちのため日」、どちらが経済が回るか、と考えると、やはり後者でしょう。ビジネスの世界にいる、「流行の仕掛け人」とでも言うべき人々のアイディアや企画力に驚かされますが、今後、社会で働いて行くにはこのような発想力が必要となってくるのでしょうね。

では発想力とはどのようにして育むものなのでしょうか。
私は、アイディアというのはゼロから生まれてくるものはほとんどなく、たくさんの知識をつなぎ合わせて生まれてくるものなのではないかな、と考えています。
家庭科と理科が繋がるかもしれません。(信愛の科学部が、カルメラや綿菓子を作っていましたね。)理科と社会が繋がるかもしれません。(今年のフェスタの社会科の授業は石鹸作りでした。)物事をわかりやすく伝えるには(その中には英語の和訳だとか、古典の現代語訳だとかも含まれるでしょう。)数学での筋道を立てて、論理的に考えるという学びがいかされるかもしれません。

いろんなことをつなぎ合わせることができる、発想力豊かな人になって欲しいなあということを考えさせられた「サマーバレンタイン」でした。