睡眠不足にならないように     遠藤 徹

私は以前、無呼吸症候群の為に睡眠不足で悩んでいた時期がありました。その頃は就寝時に呼吸が苦しくなって夜中に何回も起き、朝になっても前日の疲れが残っている状態でした。今では、体質改善をしたおかげで熟睡できるようになり、毎日すっきりした朝をむかえています。

ところで、睡眠が健康のために、もたらす効果について調べてみました。

  • 人の脳は睡眠中に、その日に起こったことや、学習したことを整理し、記憶として留めておく必要がある情報を定着させます。睡眠時に多く出るシータ波には記憶・学習機能が向上する効果があります。
  • 睡眠中に分泌される成長ホルモンには、体組織の修復・再生、代謝を行う働きがあり、傷ついた細胞などを直してくれます。
  • 睡眠時に骨髄では白血球、赤血球、リンパ液などが生産され、血行が促進され、体が持つ病気や病原体への抵抗力や免疫力を高めます。

このように、睡眠は健康維持のために大切な役割を果たしています。

しかし、人生の1/3という膨大な時間を占める睡眠時間を減らせれば時間をもっと有効活用出来ると考える人は少なく無いと思います。さらに、忙しい現代人は、子供から大人まで睡眠をとれる時間も限られており、本来必要な睡眠時間を確保できていないケースが多くなりつつあります。

そこで、限られた時間の中で効果的に睡眠をとるために、睡眠の仕組みを理解し、短時間でも十分な睡眠時間を確保出来るよう睡眠の質を高める必要があります。

信愛では、昼休みに睡眠をとるリフレッシュタイムがありますが、ほんの少しの時間でも昼寝をすることで記憶力や学習効率の向上効果が得られるという研究データがあります。

高校生は明日から,中学生は明後日から期末考査が始まりますが、テスト調べは順調に進んでいますか?テスト時に学習効果を高めるために、テスト前日はできるだけ早く寝て、睡眠をとるように心がけましょう。そのために、早い目にテスト調べを終えることが大切ですね。