高校2年生がポスターセッションを実施  大村 寛之

久しぶりの百人一筆への投稿です。

先日の岡田先生も書いていましたが、和歌山がキンモクセイの香りで満たされる季節になりました。
もともと和歌山出身ではなく、キンモクセイが身近な所になかった私にとって、町中がいい香りで満たされるこの季節は大好きです。
特に今年は天候にも恵まれ、かなりキンモクセイも長持ちしているように思います。

さて、本日は高校2年生がSGHアソシエイト教育プログラムとして取り組んできた「女性の社会進出に関する諸問題の研究」の中間発表会に当たるポスターセッションが実施されました。

信愛でも少しずつ当たり前になってきた「プレゼン」、まだまだ原稿を見ながらの発表ではありますが、少しでも聴衆を集めようとポスターや発表に工夫を凝らす班が数多く見られ、生徒の成長が感じられる発表会となりました。

少し見にくいですが、この班は人目を引く絵の上に、自分たちが言いたいことを貼っていくという形でプレゼンしています

先日の芸術発表会でも感じましたが、このようなSGHアソシエイトの教育プログラム、またそこから派生している色々な取り組みをきっかけに生徒たちの様子が変わっていている気がするのは私だけでしょうか?
今まで、「素直で誠実、だけど大人しい…」という信愛生が、少しずつ積極性を発揮し、発信することが上手になっている気がします。

また、このような信愛の取り組みが世間にも広がってきつつあり、色々な企画へのお誘いも多くいただくようになりました。
今週末には建築家の皆さんが中心となって行う「伏虎中跡地を提案する市民公募型ワークショップ」にぜひ参加してほしいというお誘いもいただき、希望した生徒4名が参加することになっています。

パフォーマンスが得意な生徒が得をしそうな一面も有した現在議論が進められている高大接続改革。
「地道にコツコツ…でも派手さはちょっと…」という信愛生が損をするのでは?という危惧がきっかけの一つでもあったSGHへの申請でしたが、「中身もあり、発信もできる」生徒の育成に向けて、なかなか順調な道のりのように感じています。

さて来週は、4つの地域課題に取り組む高校1年生がポスターセッションを行います。今日の高校2年生のポスターセッションに参加して刺激をもらったといううれしい声も高校1年生からすでに届いています。
「主体的に」「他者と協働して」「高いコミュニケーション能力を有し」「どんな時でも最善の解を模索する」女性を目指して、互いに切磋琢磨できるすてきな学校にどんどん近づいていきたいと思っています。

なお、さらに詳しい内容はSGHページで報告します。