今日の担当は、社会科の山本恵です。
私は毎朝車でFMを聞きながら出勤するのですが、DJさんが毎朝同じ時間に「今日は○○の日」を教えてくれます。9月27日の今日は「女性ドライバーの日」だそうです。1916年(大正6年)のこの日、栃木県の渡辺はまさんという女性が日本人として初めて自動車の運転免許を取ったそうです。1916年(大正6年)といえば、時代は大正デモクラシーの真っ只中で、女性の社会進出や政治運動への参加が認められるようになるのもこのころです。きっと渡辺さんはそんな時代の動きをいち早く感じ取り、行動を起こしたのだろうな、と想像できます。
それから約1世紀、今の日本では女性の社会進出も政治活動も当たり前の時代になりました。ライフスタイルの選択肢も大幅に増え、女性が自分の望む生き方を追求することができる世の中になりました。そんな中にあって、山ほどある職業の中からやりたいことをみつけ、その実現のために勉強をしているのが信愛のみなさんです。特に高校1年生のみなさんは、これから文理選択という一種の「人生の岐路」に立ちます。毎日の学習はもちろんのこと、学年で取り組んでいる「まちなか再生計画」や大学見学などのさまざまな内的・外的刺激をうけながら、自分の納得いく選択をしてほしいと思います。そして渡辺さんのようにそれぞれが進んだ道の先で、パイオニアとなるような活躍を期待しています。