片岡ちか

昨日は国公立の後期試験でした。高校3年生を担任していた私は、この日をもってやっと長い受験が終わったという感じがします。

3月1日に卒業式を迎え、巣立っていったとはいうものの、この後期試験に向けて制服を着て毎日いつもと変わらない時間に登校し、第一志望合格に向けて黙々と勉強に励む生徒達がいました。

試験を終え、先生達にお借りした教材や、お土産を渡すために今日も何人かの生徒が学校に来てくれています。結果発表は3月20日以降ですが、どの生徒も「先生、やりきったわ!」とすがすがしい笑顔を見せてくれました。

彼女達を見ていて、本当に心から尊敬の思いを込めて拍手を送りたいと思います。

最後の最後まで粘り、自分の力を出し切るという経験はなかなかできるものではありません。こうした経験は自らの課題に向けてストイックに取り組む自分への厳しさが必要不可欠ですが、それだけでは成し遂げられません。一緒に頑張る友人達との固い絆、私たち教師を信じる謙虚な心、そしてご家庭のあたたかいご支援。これら全てが必要だと思います。

結果については後は神様にお祈りするしかありませんが、未来への扉を力強くノックした彼女達には間違いなく希望と可能性に満ちた新たな道がひらかれています。

受験生の皆さん、そして彼女達を支えてくれた保護者の皆様、長い受験おつかれさまでした。