北野 正和先生

今日の昼休み、来週から始まる2学期中間テストの時間割発表がありました。
この時期になると、生徒たちは、時間割を自分のメモ帳に移して、最後のテスト勉強の計画の調節をし、日頃の授業内容の復習や、苦手な単元や科目の勉強をして、ラストスパートをかけます。

植物では、種子が発芽する時に、ジベレリンやオーキシンなどのホルモンを出して、幼い根や茎の伸長成長を促します。
しかし、伸長途中で硬い土などにぶつかって、接触刺激を受けとった場合、エチレンというホルモンを出して、一旦伸長成長から肥大成長に切り変えます。硬い土でも平気な、丈夫で太い根や茎を形成するためです。接触刺激を受けなかったら、伸長し続けて、弱くて細いひょろひょろしたモヤシのようになってしまいます。

私は、定期テストはまるで生徒たちにとって、硬い土だと思っています。テストがないと、いわゆるモヤシッ子ができてしまいます。テストという刺激は、定着した知識力と丈夫な精神力をつける生徒たちの成長に欠かせないものだと思います。みなさんもモヤシッ子にならないように、テストの刺激に負けず、知識力と精神力を成長させましょう。