4日目(最終日)のご報告です。
昨日とは違って、会場は朝からどこか緊張感が漂う印象を受けました。昨晩はご両親の前で発表練習をしすぎて寝不足だという生徒もいました。いつもより早く登校し、お互いにプレゼン練習をする姿も・・・!
「上手く話せない」、「失敗したらどうしよ・・・」という声が次々と聴こえてきましたが、それでも目を背けずひたむきに発表練習をしアドバイスを送り合う姿は、さすが中3生です。
そして、あっという間に迎えた最終発表会。自分の「将来の夢」についてプレゼンテーションを行いました。何になりたいのか、それはなぜか、どのように自己実現していくのかを自分で考えた文章を英語にして聴衆に伝えます。

中には小道具を作ったり、問いを投げかけたりと、より伝えやすくしようとする工夫がなされた発表もありました。普段口数が少ない生徒が大勢の人前で堂々と夢を語る姿や、聞き手と話し手が心がけるべきポイントを押さえながら行われるプレゼンに、教員の私はとても感動いたしました。詰まってしまっても、上手に話せなくなくても良い。頑張って伝えようとするだけで、他者の心には響くものです。Mistakes are OK. Mistakes are good!!
全プログラムを終え、各GLから一人ひとりに修了証書の授与がありました。

全員ホールに移動しての閉会式。お別れの時間がやってきました。
GLからのラストスピーチ。
今後の人生に向けた激励の言葉。
出会いに対する感謝の言葉。
豊かな感情表現に感極まる生徒がチラホラと。
英語を通じて心を通わせ、楽しい時間を共有することができましたね。国境を越え互いに思いやり協力することで、私たちは大きなパワーを得ることができることを学びました。英語の技術的なことよりもむしろ、心の豊かさを与えていただき、人間的に大きく成長できた4日間であったように思います。
放課後、職員室を訪れた生徒が「今の気持ちを言葉にでけへんのが悔しい!」、「もっと今の気持ち伝えたかったのに・・・」と嘆いていました。同じような感情を抱いた人は少なくはないのでしょうか。
中学3年生、これからもっと英語を勉強して今よりもっとレベルを上げてください。いつかGLの方とどこかで再会し、もっと色んな表現で会話を彩り、コミュニケーションを楽しめたら素敵ですね。
最後になりましたが、ISAのスタッフの方やファシリテーター・グループリーダー、保護者のみなさま、彼女たちの成長を後押ししてくださった方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
さて、生徒のみなさんは、明日からまた通常の学校生活に戻ります。ACPで学んだこと、いただいた大切な思い出を胸に刻み、自分の夢を描いて前進しましょう!
