ドリームデイ・アット・ザ・ズー2025に参加しました

「障がいのあるお子さまとそのご家族を対象に、特別な1日を提供する」ことを目的に、アドベンチャーワールドで開催されたドリームデイ・アット・ザ・ズーにボランティアとして参加してきました。

一昨年、iコース一期生の一人の探求活動で縁がつながりこのイベントに参加してから、三回目の参加となります。昨年はiコース一期生が所属するクラスが全員で参加しましたが、彼女たちが受験生となり今年の参加は難しいということで、今年はiコースつながりで高校2年E組で参加してきました。
(以前の様子はこちら

あいにくの天気でしたが、そこまで強い雨には降られず、スライム作りと塗り絵をしてきました。

看板も何もなかったため、初めは全く見向きもされませんでしたが、足を止めてくれた子や、目が合った子にすかさず声をかけて、ブースに呼び込み、スライム作りをしてもらいました。

生徒たちも、その場にあったダンボールを使って看板を作ったり、パーク内を歩いて宣伝したり、自分たちでお客を呼び込む工夫をしてくれました。
普段、学校で過ごしているだけでは見られない、自分で考えて動く姿が見られて嬉しかったです。

もともとスライムと塗り絵を同時進行でする予定でしたが、スライムが人気で、前半はずっとスライムを楽しんでもらいました。
スライムの材料がなくなってからは、出し物が塗り絵に変わったのですが、塗り絵はなかなか手こずりました。みんな、塗り絵には興味がない…。
生徒の情報によると、塗り絵のブースが他にもいくつかあったらしく、パークの一番奥にある私たちのブースは二番煎じ、三番煎じになっていたようで…。

それでも、「持って帰るだけでも!」と声をかけたり、パーク内を歩き回って塗り絵を配ったり、この時も生徒たちは「とりあえずできることを」と動き回ってくれました。

訪れたご家族の写真撮影をする係もさせていただきましたが、私がずっとスライム・塗り絵のブースにいたため、そちらの様子はあまりわからず…。でも、昼休憩時にちらっと見えた様子では、カメラマン(これも生徒ですが)の後ろで、子供の目線をカメラに向けるために気を引いたり、記念写真スポットに誘ったりと、積極的に動いている様子でした。

KODAK Digital Still Camera

生徒たちは、今日出会った人たちを見て何を思ったのでしょうか。
別れ際にハイタッチをしてくれるような、全く人見知りをしない子もいれば、嫌がっているわけではなく、楽しかった気持ちが伝わってくるけれど、目が合わない子もいます。
障がいがある子供と特別に感じたでしょうか。それとも、自分たちと何も変わらないと感じたでしょうか。

忙しかった、疲れた、授業がなくてラッキー…自分のことだけでなく、自分以外のこと、社会のことに目を向けるきっかけになっていればいいなと思います。

このような機会を作ってくださったドリデイ実行委員会の皆様、本日信愛のブースに来てくださったご家族の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
生徒たちに貴重な経験をさせていただき、まことにありがとうございました。