本日、和歌山県警の方にご来校いただき、交通安全教室を行いました。今回の講習では、自転車の正しい乗り方だけでなく、「他人への配慮」という視点から交通安全を考える貴重な機会となりました。
お話やDVDを通して、ほんの少しの不注意が、自分だけでなく、大切な家族や友人、そして見知らぬ誰かを深く傷つけてしまう可能性があることを学びました。
たとえば、「自分が避けてくれるだろう」という思い込みが大きな事故につながってしまう現実を知り、生徒たちは真剣な表情で映像に見入っていました。
実際、和歌山県内では年間431件もの自転車事故が発生しており、その多くが出会い頭に起きているそうです。また、県内の交通事故の27%が自宅や店舗の駐車場内で起きているというデータも示されました。
自転車も車と同じ「車両」です。交通ルールを守ることは、自分自身を危険から守るだけでなく、道を歩く人々や、他の自転車、車を運転する方々への大切な思いやりです。講習では、自転車も車道の左端を走るのが原則であること、一時停止や通行区分違反、携帯電話使用などへの「青切符」導入、そして、今も罰金の対象である傘差し運転について改めて確認しました。また、朝7時台よりも8時台の方が事故件数が多いというデータから、時間に余裕を持って登校することの重要性も再認識しました。
生徒の皆さん、今回の学びを胸に刻み、明日からの登下校では「かもしれない運転」を心がけてください。時間に余裕を持って出発し、早めのライト点灯やヘルメットの着用など、自分を守る行動が、結果的に周りの人々を守ることにつながります。
保護者の皆様におかれましても、引き続きお嬢様が安全に通学できるよう、ご家庭でのご指導とご協力をお願いいたします。