カンボジア研修3日目の報告

昨日は朝食でカンボジアでおにぎりを販売している楠川さんのおにぎりの食べ比べ(日本から輸入したお米で作ったおにぎりとタイで作った日本米のおにぎり)セットをいただきながらお話を伺った後、日本の医療法人が経営しているサンライズジャパン病院を訪問しました。
昨年度は産婦人科に興味を持っている生徒がいたため、助産師の方のお話を伺いましたが、今年度は看護師を志している生徒が2名もおりますので、看護師の佐藤さんにご対応いただきました。
院内を見学させていただいたのですが、何とカテーテル手術を行う部屋まで見せていただくなど日本では見せていただけないようなところまで見せていただくことができました。


院内見学の後は、佐藤さんのお話。
ご本人はあまり成績は良くなかったとおっしゃっていましたが、看護大学卒業後は東大病院の手術部で勤務していらっしゃった佐藤さん。しかし、5年に及ぶ激務の中で疲れが溜まり看護師からの転職を考えていた時にサンライズ病院の募集を見つけたそうです。
元々イギリスで生活をしてみたいという思いもあったことから飛び込み、今では2年が経ったそうです。これまでの経験を活かして手術部の看護師としての知識や経験をカンボジアの看護師の方々に伝えているそうです。

将来海外で看護師をしてみたいという思いを持っている生徒に対しては「自分の経験に基づいた価値観にこだわらず、やり方が違ってもそれを受け入れられることが必要だ」という実体験に基づく素敵なアドバイスをいただきました。佐藤様、お忙しい中にも関わらず本当にありがとうございました。

その後は、いよいよアンコールワットのあるシェムリアップへの6時間半にも及ぶ大移動です。
しかし、今年はその道中で更なる体験を追加することができました。

「目が覚めると、カンボジアだった」この言葉聞いたことがありませんか?

そうです。長澤まさみさんが高校の先生になっていて、カンボジアの学校にキレイな水を届けるクボタさんのCM、少し前に流れていましたが、この舞台となったコンポントム州にある浄水場を訪問させていただきました。
何と今回担当してくださったクボタの方が私と同姓というミラクル(簡単な漢字でありそうな苗字なのですが、案外同性の方と巡り合わないのです)があり、本当に良くしていただきました。





浄水場の施設の中にある長澤まさみさんのサインです

浄水場の隅々まで見せていただいただけでなく、川の取水場、さらにコンポントム州でもまだ水道が敷設されていない地域に当たる小学校の井戸まで見せていただきました。

最後はシェムリアップへ向かう長距離バスのバス停で見送っていただき、本当に感謝しかありません。きっとこのようなホスピタリティーがキレイな水を提供したいという情熱の源泉なのだろうと感じさせられました。

そして、信愛のプノンペン地域の専属名物ガイドさんであるソタさんとのお別れの時でもあります。過去にこの研修に参加した生徒たちにとっても間違いなく色濃い思い出を残してくださる方です。
写真を撮った後は案外あっさり帰っていってしまうのも、相変わらずのソタさんでした。

そこからは3時間半ほどバスに揺られ、シェムリアップへ。
夕食を食べ、明日からのシェムリアップでの活動に備えます。

数名ほどちょけてる生徒がおりますが、クリスマスということでお許しください。

以上、遅くなりましたが、3日目の報告でした。