【中学2年生】長崎研修旅行 2日目


2日目の報告です。

7時に朝食をいただき、室長を中心に部屋を整えてからバスに荷物を積み込みます。

限られた時間の中でテキパキと行動できたので、バスはスムーズにホテルを出発することができました。

中にはチェックインしたときと同じくらい、寝具を綺麗に整えている生徒の姿がチラホラ…教員の私が恥ずかしくなるほどです。感動しました!

さて、2日目初めは浦上天主堂を訪問しました。

こちらは一般公開されていない場所であり、カトリックミッションスクールである本校であるからこそ特別に入場が許可されています。

生徒たちは、東洋一のステンドグラスの圧倒的な美しさに息を呑んでいました。神秘的な空間に包まれながら、学年全員でお祈りと聖歌を捧げることができました。

また、本校でお馴染みの西経一神父様に貴重なお話をいただきました。開始5秒で生徒たちのハートを鷲掴みにする神父様のお話。とても素晴らしく、どんどんお話の中へ引き込まれていきます。

続いてバスの車窓から如己堂を見学し、次の目的地である二十六聖人記念館に到着いたしました。

1597年、豊臣秀吉の命により、長崎で26名のカトリック信者たちが磔の刑に処されたことを学びました。処刑された信者の中で、最年少はなんと12歳の少年であったという事実にも驚きです。

殉教した26人は、特に貧しい人や、病人たちの世話などを実践してきた人たちであり、『人々に愛を与える信仰の灯を絶やしてはならない』と、自ら尊い犠牲になることを受け入れたそうです。

彼らにとって殉教は、信仰を生かすための生き方として喜びであったとの記載がありました。

その後の迫害は、信仰を棄てさせることを目的にさらに残酷さ(理事長先生のお話にもありましたよね)を極めていったそうです。

平和について、さらに深く学び考えさせられる場所でありました。

さて、続いて大浦天主堂、グラバー園を訪れました。

長崎は坂が多い街として有名ですので、高低差に戸惑いながら移動していた生徒が多かったように思います。美しい長崎の景観を目に焼きつけました。

また、オランダ物産館では昼食に皿うどんをいただきました。

『先生、皿に白いうどんが乗ってるだけと思ってました』といって盛り上がってる人も美味しそうに食べていて何よりです…!皿うどん、ぜひ覚えてくださいね。

その後、生徒たちは規定の時間内とルールの下で自分たちで計画した場所(出島・めがね橋・中華街など)へと出掛けていきました。この自主研修で、計画性や周囲との協調性の大切さをさらに実感できたことかと思います。

お土産をたくさん手にもった生徒たちは全員、満足気に定められた集合場所に時間どおり再集合することができました。すんばらしい…!和歌山に帰ってからも、この姿勢を貫いてくださいね。

バスの中はお疲れモード一色、2時間の移動で長崎市から平戸の方面へ向かいます。

ホテル旗松亭に到着し、室長会議を経て夕食をいただきました。大きな宴会場でとても豪華なお料理でした。

ハンバーグや、グラタン、お造りも最高に美味しかったです。皆、少しずつ元気を取り戻してきました。(私はご飯がつい進んでしまい、大盛で4杯も食べてしまいました…)

まだ最終日の行程も残っています。生徒たちは入浴を済ませ、思い思いの時間(この時間が1番楽しそう…)を部屋で過ごしていました。疲れを癒すために早めに就寝してくださいね。

続きは帰りの新幹線の車内で更新できればと考えております。保護者の皆さま、お忙しいとは存じますが、帰りのお迎え何卒よろしくお願い申し上げます。無事に和歌山へ戻って来られるよう、共にお祈りください。