iコースの生徒が第9回五代友厚甲子園に参加しました!

 iコース2期生の西ひかりさんが第9回五代友厚甲子園の2次審査まで進み、昨日、大阪証券取引所ビル内にある北浜フォーラムでプレゼンテーションを行いました!

 第9回の五代友厚甲子園のテーマは「夢を語る」で、過去最多の応募、2次審査に進んだ学校も過去最多の8校でした。
 本校以外の7校はそれぞれチームで参加する中、発表から質疑応答まで一人でやり切った西さんはよく頑張りました。

 特に、審査員の方から答えづらい質問が飛んだ際に、逆に質問をし返してかわしたときには、学校外ーーアウェイの場での初めてのプレゼンテーションであったにも関わらず、よく奮闘したなと思います。ちなみに、その質問には会場にいる他の参加者の方もどう答えたらいいのか…とどよめいていたこともあり、質問をし返した時は大きな笑いに包まれました。ウケてよかったです。

 また、「iコースで「自分の興味関心や夢を通して社会に貢献しよう」と言われる中で、将来の夢も見つからず、社会貢献なんてできるのか、不安が募るばかりだ。」と言う西さんに、審査員の方からいただいた「社会に貢献するというのは、大企業に就職するとか、総理大臣になるとか、大きなことを成し遂げることだけではない。たとえば、にんじんを作る、家で子育てをする、それも立派な社会貢献。もっと肩の力を抜いて考えてもいい。」というアドバイスは、発表者のみならず、見学に来ていたクラスメイトの心も軽くしたのではないでしょうか。

 講談師の玉田玉秀斎さまのお話を聞く機会もあったのですが、「中高生という立場はラッキーである。中高生が、やりたいことがあるから話を聞いてほしい、と言えば聞いてくれるし、助けてほしいと言えば助けてくれる。だから、中高生という立場を存分に利用して、どんどん大人を頼ればいい」とおっしゃっていたことも印象的でした。(高校2年生が夏休みに行った東京でのフィールドワークでも、協力してくださった企業様が同じような気持ちで受け入れてくださっていたことを思い出しました。その記事はこちら)
 探究活動を続けていくには、学校内だけでは解決できないことがたくさんあります。学外の方に協力を依頼し、力を借りることがどうしても必要です。生徒にとってはそこが一番の難関で躓くところなのですが、「大人は協力してくれる」を信じて、一歩を踏み出してもらいたいです。

残念ながら入賞することはできませんでしたが、夢が見つからないと苦しむ中、それを正直に話し、大勢の前で発表できたことは大きな財産になったと思います。